内容説明
日々、多様化する医療の現場。しかし技術の進歩が必ずしも幸福な結果を生んでいるとは限らない。いざ自分が、あるいは家族が、重大な病気に直面した時、一体どう対処したらいいのか。病気を背負っての新しい生き方とは。死が避けられなくなった時、どう生きるか―。病気や治療法を正確に知るための知識から、医療者との接し方、いかにして「生きがい」を見つけるかに至るまで、“賢く病気と付き合う”ガイドブック。
目次
1 「患者学」事始め
2 病気について「知る」には
3 くじけない「生き方」のために
4 患者・家族が悩む問題
5 求められる医療者の対応
6 「患者のプロ」になるための読書術
著者等紹介
柳田邦男[ヤナギダクニオ]
1936(昭和11)年栃木県生まれ。NHK記者を経てノンフィクション作家に。『マッハの恐怖』で第三回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kawa
33
幸い今のところ大病にスルーされている。が、いずれ我が身と思うと暗くなるところ。そんな時に筆者の「(我が身に)使える機能はたくさん残されているし、精神活動にまで病原体が侵入しているわけでない。そうであるなら、精神活動を重視してフル回転させ、残された身体的機能を活かして。一日一日を前向きに…」の言が心に残る。行く末の知恵の杖として、良い本に出合えた。2003年刊なので最新の知見取得も意識的にということで。2022/11/04
オランジーナ@
2
この手の本でよく書かれている本が大体書かれている。病気を克服するためには生きる意志を持つことと笑う事。2003年の本だから情報が古いかもしれません。2016/03/13
tnk.UZ
1
患者の側から見た死生観と医療解体。柳田さんの死生観にはいつも考えさせられます。
ochatomo
0
病気と治療法について知って闘う フルネーム名乗る 「語る」ことは「生きる」こと 2003刊2016/09/23
にゃん助
0
φ(..)2013/04/30
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- 和書
- 捜査 ハヤカワ文庫