出版社内容情報
アイロニカルで残酷、そして突拍子もないユーモア。現代の我々をも十二分に魅了する「諸子百家」の異端! その痛快無比の面白さ――
知られざる「諸子百家」の異端! その痛快無比なる面白さ――。死なない方法を見つけた男、ウィンクするアンドロイド、人格の入れ替え譚、あべこべ病、天が抜け落ちる「杞憂」……アイロニカルで残酷、そして突拍子もないユーモア、現代の我々をも十二分に魅了するストーリーテラーぶり。論理立った正論の儒家、逆説の無為を説く老荘思想、そのどちらでもない第三の道を行く列禦寇の世界。
内容説明
『論語』や老荘思想、『孫子』は知っていても、ほとんど顧みられることのない「諸子百家」、『列子』。何やら難解そうに思われがちだが、実はさにあらず。例えば、死なない方法を見つけた男、人格の入れ替え譚、天が抜け落ちてくる話…奇想天外なる寓話で満ち溢れる。現代の我々をも十二分に魅了するストーリーテラーぶりを紹介。
目次
1 『列子』の魅力と老荘思想(杞憂;あやしい名馬鑑定師 ほか)
2 列禦寇先生のプロフィール(不射の射;お出かけ好きの列禦寇さん ほか)
3 『列子』の成立と“語り”の意識(朝三暮四;死なない方法 ほか)
4 諸子百家の枠を超えて(財産なんか棄てちまえ!;なつかしい故郷 ほか)
著者等紹介
円満字二郎[エンマンジジロウ]
1967年、兵庫県西宮市生まれ。大学卒業後、出版社に勤務し、高校国語教科書や漢和辞典などの編集を17年近く担当。現在、フリーの編集者兼ライターとして、主に漢字文化関係で仕事を展開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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