出版社内容情報
医者と患者は対等であるべきだ、という「正しい」言説が、医者も患者も不幸にする。意外な視点から、医療現場の対立構造を解きほぐす、快刀乱麻の1冊。
内容説明
「患者中心の医療」はなぜ間違いなのか―?医者と患者は対等であるべきだ、というポリティカリー・コレクトな言説が、医者も患者も不幸にする。お医者さんはなぜ「偉い」のか?「賢い」患者はなぜ損をするのか?「全人的な医療」に隠された欺瞞とは?「薬害」は本当に存在するのか?意外な視点から、医療現場の対立構造を解きほぐし、コミュニケーションのあり方を洞察する一冊。
目次
第1章 医者と患者はなぜ対立するのか(人はなぜ対立するのか;言葉の「正しさ」について;患者か、患者様か ほか)
第2章 医療業界に見られる対立構造(基礎研究者VS臨床研究者;量的研究VS質的研究;リサーチ・クエスチョンか、研究方法か ほか)
第3章 医療は何を目指すべきなのか(わかりにくくなった医療の目標;ダブル・バインドなマスメディア;価値交渉で好悪のバイアスから自由になる ほか)
著者等紹介
岩田健太郎[イワタケンタロウ]
1971年、島根県生まれ。島根県医科大学卒業後、沖縄県立中部病院、コロンビア大学セントルークス・ルーズベルト病院、アルバートアインシュタイン医科大学ベスイスラエル・メディカルセンター、北京インターナショナルSOSクリニック、亀田総合病院を経て、2008年より神戸大学大学院医学研究科教授(微生物感染症学講座感染治療学分野)・神戸大学医学部付属病院感染症内科診療科長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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