新潮選書
老いてますます楽し―貝原益軒の極意

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  • サイズ B6判/ページ数 220p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784106035982
  • NDC分類 121.54
  • Cコード C0395

内容説明

貝原益軒、じつは「楽しみの達人」だった。節制を説いたのも、長生きして人生を楽しむため。虚弱体質や不遇を乗り越え、生涯現役、夫婦相愛、健康にして長寿という理想の人生をいかにしてまっとうしたか。『養生訓』と、貝原家の処方箋ともいうべき門外不出の『用薬日記』を読みほどき、「益軒流晩年術」の真髄を明らかにする。

目次

序 幻の『用薬日記』を探して
第1章 生い立ち―逆風のなかの葦のように
第2章 楽しみの達人―読書、良友、旅
第3章 貝原家の日常
第4章 益軒の仕事人生
第5章 貝原家のカルテ―『用薬日記』を読む
第6章 愛妻の方法―食、湯治、投薬
第7章 うらやましい人生―益軒の晩年術

著者等紹介

山崎光男[ヤマザキミツオ]
1947年福井市生まれ。小説家。早稲田大学卒業。医療分野に造詣が深く、常に新しい角度から現代社会を捉え直した作品には定評がある。著書に『薮の中の家―芥川自死の謎を解く』(新田次郎文学賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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kenitirokikuti

10
図書館にて。貝原益軒はいまも名前を知られており、著作も忘れ去られてはおらず、ある程度読まれてもいる。同時代人の松尾芭蕉と似ているかもしれない。病気がちだった益軒は養生を重ねて長生きしたが、子を成せなかったというが特徴。自分よりも若い養子や妻に先に死なれたのは辛かったろう。珍しいことに、益軒とその妻の体重記録が残っている。益軒54歳のとき十四貫目(約52kg)、妻32歳で35kg。晩年、益軒82歳で47kg、妻60歳で32kg。やっぱり小柄だなぁ…2021/06/20

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