出版社内容情報
老中=幕政の最高中枢。その座を巡り、江戸城では熾烈な人事争いがあった!
幕政を握る人物たちは、いかにして選ばれるのか? 諸大名が羨望した、老中の権力と権威とは? その座へと至る大名の昇進コース、出身家や本人の能力などから、江戸城中枢の政治力学が見えてくる。初代老中・本多正信から最後の老中・稲葉正邦まで、歴代老中が総登場。幕府のトップ人事から見た画期的江戸政治通史。
内容説明
もはや武功は望めなくなった江戸時代。大名でさえ自身の地位と家格を上げるには、幕政に関与する他はなかった。そして、諸大名に羨望視された幕府政治の最高中枢=老中の座。その座の権力と権威、そこへと至る者の昇進コース、出身家、個性や能力などから江戸城内の政治力学が明らかに。歴代老中が総登場する、幕府トップ人事から見た画期的な江戸政治通史。
目次
序章 老中とはどういう存在か
第1章 江戸幕府における老中の地位
第2章 「老中制」の成立
第3章 側近老中制の完成
第4章 老中官僚制への移行
第5章 幕府安定期の老中登用
第6章 改革と爛熟の時代の老中
第7章 崩壊する老中制
終章 江戸幕府老中の実像
著者等紹介
山本博文[ヤマモトヒロフミ]
1957(昭和32)年、岡山県津山生れ。文学博士。東京大学史料編纂所教授。東京大学文学部を卒業後、同大学院を経て、東京大学史料編纂所へ入所し、現在に至る。専攻は日本近世史。『江戸お留守居役の日記』(講談社学術文庫)で、日本エッセイスト・クラブ賞を受賞したほか、『江戸城の宮廷政治』(同)『島津義弘の賭け』(中公文庫)『鬼平と出世』(講談社現代新書)『江戸時代を〔探検〕する』『学校では習わない江戸時代』(ともに新潮文庫)など著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
金監禾重
äï
kinaba
shushu
kassie