新潮選書
宇宙に果てはあるか

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  • サイズ B6判/ページ数 207,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784106035760
  • NDC分類 443.9
  • Cコード C0344

内容説明

ビッグバン以前には何が起こったのか?ブラックホールはいかにして蒸発するのか?アインシュタイン、ハッブル、ホーキングらの原論文にそくしながら、宇宙の深遠に挑んだ科学者たちのスリリングな謎解きのプロセスを解き明かす待望の一書。わたしたちは今、宇宙のどこにいて、どこへ向かって生きているのだろう。

目次

われわれはどこにいるのか―大銀河説と島宇宙説
宇宙に果てはあるか―相対論的宇宙モデル
宇宙は変化しているのか―動的宇宙論
宇宙はどれほど大きいか―ハッブルの法則
宇宙はどのように始まったか―ビッグハン宇宙論
ビッグバンは本当にあったのか―背景放射の発見
星はなぜ輝くのか―恒星進化と元素の起源
ブラックホールとは何か―重力崩壊の理論
世界はいかに形づくられたか―太陽系と銀河系の形成
われわれはひとりぼっちか―地球外文明の探索
ビッグバンの前になにがあったか―インフレーション宇宙論
われわれはどこへ向かっているのか―宇宙のエントロピー

著者等紹介

吉田伸夫[ヨシダノブオ]
1956年、三重県生まれ。東京大学理学部物理学科卒業、同大学院博士課程修了。理学博士。専攻は素粒子論(量子色力学)。東海大学、明星大学で非常勤講師をつとめながら、科学哲学や科学史をはじめ幅ひろい分野で研究を行なっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

272
宇宙の研究が進んだ歴史について書かれた1冊。こういう研究が将来宇宙の全容解明につながることが楽しみだ。2015/05/10

中島直人

6
宇宙論のほぼ定説化してきている部分を、幅広く分かり易く教えてくれる。学生の頃(20年前)と比べても、ブラックホールやビッグバンについての学説が、こんなにも違ってきているのかと驚かされた。面白く読み易い良書だと思う。2013/09/01

mstr_kk

5
宇宙に関するさまざまな論点について、大きな学説の内容と、それが提出されたり確立されたり修正されたりしていった歴史をわかりやすくまとめてくれた、とても助かる本です。吉田信夫さんの本なので、内容はくわしく、信頼できます。面白いです。2022/07/13

yasu7777

2
★★★☆☆ 稲沢3142-4752021/10/27

Steppenwolf

2
G 宇宙に関する素朴な疑問からある程度専門的な疑問を12の章に分けて説明していく形式で本書は構成されている。著者の一般人向け書籍を読むのは三冊目でいつしかファンになってしまった感がある。最も良かったのは第7章でベーテの仕事に触れられている。ベーテは超有名とは言えない人だが多岐にわたる業績を有する人である。ますます宇宙物理に興味がわいてきてしまった。これは私にとって危険である。2016/03/30

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