新潮ミステリー倶楽部<br> リヴィエラを撃て

新潮ミステリー倶楽部
リヴィエラを撃て

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  • サイズ B6判/ページ数 547p/高さ 20X15cm
  • 商品コード 9784106027284
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0393

内容説明

国際政治の楽屋裏を発狂させた男〈リヴィエラ〉。夥しい諜報戦士たちの血を吸込んだこのコードネームは、一人の天才ピアニストに死を賭した東京公演を決意させる。顔のない東洋人スパイをめぐって、東京・ロンドン・ベルファストに繰り広げる、流血の頭脳ゲーム。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

41
550ページ、二段組、登場人物が多くて大半が外国人、前後する時系列。読むのに時間がかかったけど最後は読み終えるのが惜しい気持ちになった。抜群の面白さでした。2017/12/26

Kajitt22

18
10数年ぶりの再読。私の3大スパイミステリーは、『寒い国から帰ったスパイ』『針の眼』『オデッサファイル』だが、これもその中に入れたい。これはイギリスを舞台にした、日本人が書いた文化大革命時代の裏の中国史ともいえる。 今回は思いついてグーグルアースマップで確認しながら読み進めた。ベルファストの埠頭のダンクルーストリート、ドーバーの港の跨線橋、ロンドンスコットランドヤード前のヴィクトリアストリート、M&Gの商会セントパンクラス等、高村女史の緻密な取材は20年以上たっても確認できる。さて、ブラームスのコンチェル2013/11/11

あ~や★

16
初めて読んだ高村作品です。 そして、もう一度読んでみたいと思わせ、生まれて初めて再読させられた小説です。 確かに前半は苦労しました。何度投げようと思ったことか・・・ しかし、根性で読んだことが報われました。 私はこの作品で、高村ファンになりました。 「リヴィエラ」という謎の東洋人をめぐり繰り広げられる、男たちの熱き戦いのドラマ、いや宿命のドラマか・・・ 高村薫という作家はスゴイ!2015/01/26

akira

10
高村薫には何度も心を震わせられてきたが、今回が一番すごかったと思う。読了後の脱力感がいつもより強烈に襲ってきました。愛情溢れるすべての登場人物がとても哀しく切なく美しく・・・2011/05/21

ランラン

9
頭が混乱するほど登場人物が多く慣れるまで時間がかかり読むスピードも落ちてしまった。話が展開していくにつれジャックに感情移入してしまうほどのめりこんでしまう面白さだった。スパイ対スパイの壮絶な戦いは登場人物がほとんど亡くなってしまうという私にとって前代未聞でした。再読みるとさらに面白さが増すのかもしれない。2019/01/22

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