感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takaC
92
今みたいな気分の時に最適の一冊。2013/09/09
ばりぼー
57
12、3年ぶりの再読。新潮ミステリー倶楽部は直木賞や推理作家協会賞などを多数輩出している充実したラインナップの叢書ですので、その系統である新潮エンターテインメント倶楽部SSでの出版ということからも、東野さんの気合いの入り方がわかります(笑)。思いっきり毒を吐きまくり、ぬるま湯状態のミステリ界をメッタ斬りにした実に痛快な短編集。なかでは「超犯人当て小説殺人事件」「超高齢化社会殺人事件」「超長編小説殺人事件」などの出来が出色です。笑わせるのは泣かせるより難しいもの、改めて東野さんの実力に感服しました。2014/12/08
再び読書
57
名探偵シリーズに通じるパロディー集です。内容はどうということもないような、皮肉をどう受け取るか?というような感じです。最後のショヒョックスなどはまさしく皮肉の集大成なのでしょうか?これを読んで東野氏の評価にならない本。ある意味漫画チックな本。2014/10/21
s-kozy
51
これは面白い方の東野圭吾。ユーモア(シニカル)推理短編集。個人的には「犯人当て」がよかったかな。「予告」なんかも好き、真相がどうとでも考えられていいと思いました。2013/02/18
とも
50
★★★★久しぶりの東野圭吾。大して好きな作家ではないのだが、その幅の広さには脱帽。当作は短編集で、すべての題目が超〇〇殺人事件となっており、〇〇にいろいろなテーマを入れて、極論の小説というよりは、シニカルなコメディというかブラックジョークというか、そのような作品集になっている。なかでもお気に入りは、「超理系殺人事件」。この様な長編があれば一度は読んでみたいと思うのは、わたしも変わっているからか?(笑)2014/11/30