内容説明
偉大なる故郷(まち)・東京の忘れ得ぬ姿をとらえた60年間。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Koki Miyachi
3
桑原甲子雄のライフワーク、スナップ写真の集大成。カメラマンから写真編集者となり、編集長として写真界を導く役割を担いながらも、スナップを続けていた。いわば発掘された写真家だ。肩の力が抜けた、遠慮がちな眼差しの写真は微笑ましく、いかにもという感じ。それを10代から、曲がりなりにも続けてきたのがスゴイ。それが「好き」ということなのだろう。自分もそういう生き方をしたいと思う。2013/04/02
ポン・ザ・フラグメント
2
写真集だから読んだとは言えないんだろうけど、前から欲しかった本。おお、これが十蘭の魔都だ、二十面相の帝都であるよ、と興奮することしきり。30年代の東京はやたらとモダンでお洒落なのだが、これは写真家のセンスなのだろうか。No62の少女が可愛い。いやもう現代ならアイドルとして活動していそうなくらい可愛い。とりあえず乱歩全集の横に置いておくことにする。2016/07/07
hosakanorihisa
0
なんかやっぱり人って意味成分が強すぎて、よっぽどの被写体でないとじゃまかもしれない。シルエットぐらいがいい。中途半端にあると、写真がごちゃごちゃする、落ち着かない気がする。2012/05/27