出版社内容情報
『モモ』の「時間どろぼう」はいま読むと……エンデの思索と創作世界を、生涯、発言、自筆画、ブックガイドなど多面的に案内。
未来は、エンデのなかにあった。『モモ』『はてしない物語』ほか、ファンタジー物語の傑作を残したエンデ。その作品世界は、社会に対する鋭い洞察から生れたものでした。「時間」や「お金」といった概念を捉えなおし、読者に気づきをもたらすその言葉は、現代人への伝言でもあります。詳細なバイオグラフィと作品ガイド、貴重な自筆画も収録した待望の入門書。
内容説明
『モモ』『はてしない物語』ほかファンタジー物語の傑作を残した作家エンデの人生、そして現代人に伝え続けたメッセージとは。待望のエンデ入門。
目次
今、輝きを増すミヒャエル・エンデの残したもの
エンデのあゆみ1929‐1995―ファンタジー作家の65年
エンデの作品―邦訳文芸作品31冊解説
エンデの言葉―インタビュー・対談・講演より
エンデの絵―『はてしない物語』『モモ』原書未収録の自筆画
エンデと時間―『モモ』と2つの時間(青山拓央)
エンデとお金―エンデが夢見た経済の姿(廣田裕之)
エンデとシュタイナー―ホメオパティーとしての物語(子安美知子)
エンデと日本―エンデが気づかせてくれた「日本らしさ」(堀内美江)
エンデの旅―ドイツ、ゆかりの地をめぐって
著者等紹介
池内紀[イケウチオサム]
1940年生れ。ドイツ文学者、エッセイスト
小林エリカ[コバヤシエリカ]
1978年生れ。作家、マンガ家。2007‐08年、アジアン・カルチュラル・カウンシルの招聘でニューヨーク滞在
子安美知子[コヤスミチコ]
1933年生れ。ドイツ文学者、早稲田大学名誉教授。東京大学大学院修了。シュタイナー教育を紹介し、87年東京シュタイナーシューレ設立に至る。信濃町黒姫童話館エンデ資料室監修。2012年瑞宝中綬章受勲(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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佳音
とよぽん
shikashika555
Gotoran
井月 奎(いづき けい)