内容説明
「ファーブルゆかりの地を訪ね、彼が研究した昆虫が、その土地で生きている姿を見たい」自然と昆虫と、ファーブルと『昆虫記』とを愛して止まない二人が、ファーブルが見た風景と虫を探して南仏をゆく道中記。
目次
南仏「昆虫記」の故郷(サン=レオンとマラヴァルの幼年時代;ロデーズからの放浪の日々;アヴィニョンの学生時代 ほか)
ファーブル博物館(ファーブルが愛したアルマス;博物館内の展示品;キノコの水彩画コレクション)
「昆虫記」あれこれ
奥本大三郎、ファーブルの居た場所へ
南仏で出会った虫たち
今森光彦、南仏の風に誘われて
イヴ・ドゥランジュさんとファーブルを語る
虫の詩人の館ファーブル昆虫館
著者等紹介
奥本大三郎[オクモトダイサブロウ]
1944年大阪市生まれ。フランス文学者、作家。東京大学仏文科卒業、同大学院仏文学修士課程修了。埼玉大学教授、日本昆虫協会会長、NPO日本アンリ・ファーブル会理事長。仏文学者としてはアルチュール・ランボーを研究。“虫屋”としては自宅だった土地に「ファーブル昆虫館」を設立し、館長を務める。主な著書に『虫の宇宙誌』(青土社、集英社文庫 読売文学賞)、『楽しき熱帯』(集英社文庫 サントリー学芸賞)、『斑猫の宿』(JTB JTB紀行文学大賞)など
今森光彦[イマモリミツヒコ]
1954年大津市生まれ。写真家。琵琶湖を望むアトリエを拠点に自然と人との関わりを「里山」という空間概念で追う。また世界各国を訪ね、熱帯雨林から砂漠まで自然を広く取材。第20回木村伊兵衛写真賞、第48回毎日出版文化賞、第42回産経児童出版文化賞大賞などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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