内容説明
ユネスコの世界遺産に登録されて久しい「古都奈良の文化財」。では「奈良」とは?その枕詞「青丹よし」とは?平城京は何故、あの地に築かれたのか?都の東・春日野の地に興福寺、東大寺、春日大社、元興寺などが造営された理由は?そして都の西・菅原の地に唐招提寺、薬師寺などが建立されたのは?春日野の一角で生まれ育った著者ならではの、一歩ふみこんだ、知的好奇心に満ちた案内。
目次
世界遺産 グラフ古都奈良の四季
序 「青丹よし」とは?「奈良」とは
第1章 平城の都と神の山平城宮跡
第2章 春日山原始林と春日大社
第3章 仏たちが集う興福寺
第4章 日本最初の本格寺院・元興寺
第5章 東大寺―太陽の仏
第6章 唐招提寺と金堂本尊の謎
第7章 瑠璃光浄土の具現・薬師寺
著者等紹介
小川光三[オガワコウゾウ]
1928年奈良生れ。仏像を主とした古美術写真の開拓者・小川晴暘の三男。日本画・洋画を志して青年期を過すも、50年父の後を受けて飛鳥園を継ぎ、古美術写真に専念。かたわら大和を中心とする古代文化にも情熱を燃やす。2004年秋にフランスで、2005~06年にイタリアで仏像主体の写真展を開催。現在、株式会社飛鳥園代表取締役、文化史家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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