内容説明
作家の故郷であり、作品の舞台・海坂藩のモデルでもある山形県鶴岡。作家によって作品へと昇華され、読者を惹きつけてやまないものの原風景が、ここにはまだ息づいている。作品にみちびかれつつ、可能な限りヴィジュアルに、その世界を追ってみた。
目次
グラフ 鶴岡・海坂の四季
金峯山は母なる山
グラフ 古写真に見る鶴ヶ岡城
海坂ミクロコスモス論
名作『蝉しぐれ』を歩く
たとえば、橋ものがたり
著者等紹介
藤沢周平[フジサワシュウヘイ]
1927年山形県東田川郡黄金村(現鶴岡市)生れ。49年山形師範学校卒業。中学校教師を経て、上京後、業界紙の編集に従事しながら小説を発表する。73年『暗殺の年輪』(文春文庫)で直木賞受賞。86年『白き瓶』(文春文庫)で吉川英治文学賞、「時代小説に新しい境地を拓いた」ことにより89年菊池寛賞、および90年『師塵』(講談社文庫)で芸術選奨文部大臣賞を受けた。94年「藤沢周平全集をはじめとする時代小説の完成」により朝日賞受賞。97年1月26日没
佐藤賢一[サトウケンイチ]
1968年山形県鶴岡市生れ。東北大学大学院でヨーロッパ中世史を専攻。93年『ジャガーになった男』(集英社文庫)で小説すばる新人賞受賞。99年『王妃の離婚』(集英社文庫)で直木賞受賞
山本一力[ヤマモトイチリキ]
1948年高知県生れ。東京都立世田谷工業高校卒業後、様々な職を経て、97年『蒼龍』(文春文庫)でオール讀物新人賞受賞。2002年『あかね空』(文春文庫)で直木賞受賞
八尾坂弘喜[ヤオサカヒロキ]
1951年北海道生れ。74年東京綜合写真専門学校研究科中退。84年鶴岡市にてスタジオ「写真工芸やおさか」開設(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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