出版社内容情報
輸血を拒む少年と、彼を救おうとする女性裁判官。運命や信仰をめぐる激しい葛藤と、恋にも似た思い。ブッカー賞作家による最新長篇。
輸血を拒む少年と、命を委ねられた女性裁判官。深い余韻を残す長篇小説。法廷で様々な家族の問題に接する一方、自らの夫婦関係にも悩む裁判官の元に、信仰から輸血を拒む少年の審判が持ち込まれる。聡明で思慮深く、しかし成年には数か月足りない少年。宗教と法と命の狭間で言葉を重ねる二人の間には、特別な絆が生まれるが――。二つの人生の交わりを豊かに描きながら重い問いを投げかける傑作長篇。
内容説明
法廷で様々な家族の問題に接する一方、自らの夫婦関係にも悩む裁判官のもとに、信仰から輸血を拒む少年の審判が持ち込まれる。聡明で思慮深く、しかし成年には数ヵ月足りない少年。宗教と法と命の狭間で言葉を重ねる二人の間には、やがて特別な絆が生まれるが―。二つの人生の交わりを豊かに描きながら、重い問いを投げかける傑作長篇。
著者等紹介
マキューアン,イアン[マキューアン,イアン] [McEwan,Ian]
1948年、英国ハンプシャー生まれ。シンガポール、トリポリなどで少年時代を過ごす。イースト・アングリア大学創作科で修士号を取得後、1976年に第一短篇集でサマセット・モーム賞を受賞。『アムステルダム』(1998)でブッカー賞受賞。『贖罪』(2001)は全米批評家協会賞など多数の賞を受賞、ジョー・ライト監督により映画化された。2011年、エルサレム賞受賞。現代イギリスを代表する作家のひとり。オクスフォード在住
村松潔[ムラマツキヨシ]
1946年、東京生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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