出版社内容情報
18世紀末スコットランドからカナダ東端の島に移住してきた誇り高き家族の物語。『灰色の輝ける贈り物』『冬の犬』の著者による待望のベストセラー長編。
内容説明
18世紀末、スコットランドからカナダ東端の島に、家族と共に渡った赤毛の男がいた。勇猛果敢で誇り高いハイランダー(スコットランド高地人)の一族の男である。「赤毛のキャラムの子供たち」と呼ばれる彼の子孫は、幾世代を経ようと、流れるその血を忘れない―人が根をもって生きてゆくことの強さ、またそれゆえの哀しみを、大きな時の流れといとしい記憶を交錯させ描いた、感動のサーガ。名人だが寡作な短編作家が、13年をかけ書きあげた唯一の長編、絶賛を浴びたベストセラー。
著者等紹介
マクラウド,アリステア[マクラウド,アリステア][MacLeod,Alistair]
1936年、カナダ・サスカチェアン州生まれ。作品の主舞台であるノヴァ・スコシア州ケープ・ブレトン島で育つ。きこり、坑夫、漁師などをして学資を稼ぎ、博士号を取得。2000年春まで、オンタリオ州ウインザー大学で英文学の教壇に立つ。傍らこつこつと短編小説を発表。99年刊行の唯一の長編である『No Great Mischief』がカナダで大ベストセラーになったため、翌年1月、76年と86年に刊行された短編集2冊の計14篇にその後書かれた2篇を加え、全短編集『Island』が編まれた。31年間にわずか16篇という寡作であるが、短編の名手として知られる
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感想・レビュー
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遥かなる想い
アン
優希
(C17H26O4)
藤月はな(灯れ松明の火)