父さんが言いたかったこと

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  • サイズ B6判/ページ数 349p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784105439019
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

ひとり暮らしの年老いた父親と、正直であろうとするあまり大切なものが見えない、若くはない息子。ボヤ騒ぎをおこした父を息子が引き取り、そのふたりが、ひとつ屋根の下に暮らす…。これは「あなた」の物語です。だから、じんわりとくる。誰しもが戸惑う永遠の愛を、父が息子に伝える切ない物語。

著者等紹介

アンソニー,ロナルド[アンソニー,ロナルド][Anthony,Ronald]
44歳の時に9ヶ月で書き上げたという『父さんが言いたかったこと』でデビュー。ニューヨークの出版社で編集者を勤めたあと、現在は文筆業に専念している。妻と3人の子どもと南コネチカット在住

越前敏弥[エチゼントシヤ]
1961年生まれ。東京大学文学部卒業。英米文学翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

James Hayashi

8
アメリカのフリーライターである主人公のジェシーの家族や仕事、恋人との関係を丁寧に描いており、引き込まれた。文化や表現方法が違うので普段は違和感が強いが、訳者がいいのかあまり目くじら立てずに読み通した。確信は、人間関係であり日本人にも通じるものがあり、中ほどからは父の恋人との関係が気になり一気読み。父と息子の関係はどこも難しいものがあるようだ。好きだけど結婚に踏み切れない気持ちとか、共感できるものが多かった。7点。2014/04/13

読書家さん#2EIzez

1
養老孟司のおすすめだったけど、男性主人公だった。女性心理より面白味に欠けてしまい期待はずれだった こんな男はつまんないなー あらすじもドラマチック部分がでてくるのだが2021/01/29

つるかめ

1
何だか、優しい物語だった。愛する人を見つけたら、離すなよ。と言うお父さんからのメッセージだったかな。

縁側昼寝犬

1
父親もかつては普通の青年であった、などというのは子供には想像も出来ない訳で、その頃に起きたことも、それに直面して何を考えたかも想像できない。成長した子供にとって親はうざったいものでしかない。親の老いを目の当たりにして同居を始めた末っ子ジェシーの困惑が手に取るように分かる。何かが劇的に起こるのではないが、じわじわと来るようなところがあり、何年か後に思い返すような小説だった。2014/12/22

maren

0
友人がおすすめしてくれた本。最初の1/3は読むたびに眠ってしまったが、急に引き付けられ始め止まらなくなる。父親が息子に対して人生をかけて伝えたかったことが最後にわかるが、久しぶりに海外もので面白いと思った。2012/07/27

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