エンデュアランス号漂流

エンデュアランス号漂流

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  • サイズ B6判/ページ数 372p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784105373016
  • NDC分類 297.9
  • Cコード C0098

内容説明

アムンゼンVSスコットの南極点到達の戦いに続いてイギリス人探検家シャクルトンは南極大陸横断に挑戦した。しかしその途上で船は氷に押し潰され、絶望的な状況での漂流が始まる。食料不足、極寒、疲労、そして、病気。過酷な試練を乗り越えながら、前向きで陽気な28人の隊員たちは、17ケ月に及ぶ極限の旅を経て、ついに奇跡的な生還を果たす―。その旅の全貌。故星野道夫の座右の書・待望の完訳。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

金吾

24
○実話とは思えないほどすごい話です。最後まで危機の連続を乗り越えての生還は映画みたいです。シャクルトン隊長の統率はすごいですが、一部の不信や本人の不安までもがわかるくらい各人が記録しているのもすごいです。2024/04/09

山口透析鉄

17
亡父が勧めてくれて読んだ本で、アポロ13号以上の、ある意味、偉大な失敗の記録ですね。 これは単行本で読みました。 シャクルトン隊長の卓越したリーダーシップも凄いのですが、適材適所でのメンバーの活躍に圧倒され、強烈な読後感がいまだに残っています。 船で島に辿り着いてからも圧巻なんですよね。 私の読書経験の中でもかなり上位に入る1冊ですね。2012/01/07

新父帰る

8
1998年10月刊。1914年から1916年のドキュメンタリー。イギリス船エンデュランス号乗組員28人の南極大陸横断失敗と奇跡的な帰還の話。南極の流氷群に囲まれた船は座礁し、沈没。乗組員全員が氷盤に投げ出され、極寒の地での過酷な生活が始まる。生還するまで1年7カ月、どうやって生きてきたのだろうか。どうやって生還できたのだろうか。疑問は絶えないが、その答えは、全てこの著書に書かれている。この書は作者が隊員の残した日記や聞き取りによって構成されたものなので、臨場感がひしひしと伝わってくる。人間の生命力に驚嘆。2022/10/25

くれの

4
南極圏最奥の流氷帯で遭難した隊の絶望の淵からの生還劇は、始めからハラハラし通しで最終章に至ってはただ感涙あるのみでした。次々と襲い掛かる自然の猛威に対峙する彼らの楽観的とも映る不撓の精神は輝かしく憶えました。2014/06/26

yoneyama

2
1914年、イギリスによる南極大陸横断探検隊が遭難し、船が氷につぶされて越冬する。あの手この手で生き残り、ついに全員が生還する奇跡のような実話。この本は探検の40年後にライターによりまとめられたもの。 ENDUARANCEは「忍耐」の意味。そんな名前を船につけるからこんな羽目になるのでは・・・とツッコミを入れたくなる。 歩き続け、ボートをこぎ続け、サウスジョージア島では山越えして、最後はイギリス越冬基地まで隊長一人生還し、名乗りを上げる格好よさ。2005/01/01

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