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内容説明
マリリン・モンローから毛沢東まで、ミッキーマウスからキャンベルスープ缶まで、現代文明の「聖像」を大胆にサンプリングしてPOP革命を起こした天才アーティストが明かす美、愛、死、成功、ライフスタイルe.t.cの「哲学」。
目次
愛(思春期;初恋;老いる)
美
有名
働く
時
死
経済
雰囲気
成功
芸術
肩書
ピッカピカ
下着パワー
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
zirou1984
46
チャラい。そこらのチャラ男君もどん引きする程の圧倒的チャラさ。「ほしがらなくなったとたん手に入る」「ぼくの好きな言葉―だからどうなの」といった彼の言葉は、過剰なまでに己の自意識とコンプレックスを漂白する事に向けられている。作品では取り憑かれた様に死に関するシリーズを作り続けたのに、本書では死について「準備してないから何も言えない」なんて嘘ぶいているのも印象的だ。ここにあるのは清々しいまでの「皆のよく知るアンディ・ウォーホル」であり、ポップ・スターとはそうした人格を切り売りする商売である。-So What?2014/03/02
Francis
10
猫町倶楽部藝術部の課題本。京都でアンディ・ウォーホル展が開かれるのでそれとのタイアップ。しかし他の方が書かれている通りであまり面白くないです。ただ単に思いついてしゃべったことをそのまま書いただけ。絵描きは良い絵を描くことが仕事であり、文章を書くこと、あるいはインタビューで話すことは二の次なのだから、そう思えば納得は行きます。正直あまりお勧めはしません。読書に充てる時間をウォーホルの作品の鑑賞に充てるべきでしょう。それこそウォーホルの真意に近づく一番の道のはず。2022/09/03
Aki
9
虚無と幼稚が織り成す、彼にしか出来ない世界の捉え方。哲学と銘打ちながら、圧倒的に表面的で軽薄な思想。真実とか客観性ではなくて、自分が見て感じるトライフルを生きる様が、心をくすぐる。一番美しいものはマクドナルドで、コークは誰にでも平等においしい。2019/04/25
みけのすずね
9
「CATCATCAT」がなくてこっちを借りたけれど、ウォーホルってこんなこと考えてたのかあ。TVがすきだったんだ。おしゃべりや残り物も。死ぬほどほしいものを手にしたらクレイジーになるけど、いらなくなったら手に入るとか。商売の技術が最高のアートとか。ケネディ(弟)が撃たれた前日に撃たれたのは知らなかったな。それでも「死」についてのコメントはあっさり、1ページ。シリアスなことも読み飛ばせる気楽さがある。最後の方の電話友達のおしゃべりはうんざりして、ほんとに読み飛ばしちゃったけど。2015/11/07
まこ
8
著者の放つ一言が発想の転換と思えることが多くて納得する。Aは著者だけど、Bは誰なのか?女性だよね?後半で主に語られるBとのエピソードは本当の話なんだろうか。2022/09/29