町でいちばんの美女

町でいちばんの美女

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  • サイズ B6判/ページ数 360p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784105276010
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

ディープ・アメリカのせつない路上世界。カルト作家の最高傑作短編集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やいっち

38
殺伐とした作風。世間的常識には一切顧慮しない、ひたすらその場の感覚や衝動に身を任せる、作家のブコウスキーを想わせる主人公。己の中の何かに忠実に生きている、それはハードボイルドな生き方? 酒と女、セックス、意図せぬ喧嘩や衝突。衝動に身を任せたら、己の身をあるいは心を傷つけるのは目に見えているが、それでもそんな流されていくばかりの主人公。どんな生き方なんだという、問いかけそのものが杓子定規で意味をなさない。独特の乾いた詩情が漂う。いや、アンドリュー ワイエスよりはるかに殺伐とした、時に下卑た詩情なのだが。2019/06/19

井戸端アンジェリか

14
表題作を読んでジンワリ。あ~やっぱり愛すべき呑んだくれだわ♥ クソとせつなさが交互にきて鷲掴みです。 と、いい気持ちで読んでいたのに、いくらロクデナシ好きでもこれだけは許せん!話が後半に2・3作出てきて少し嫌いになりました。  でもまたきっと読んじゃうんだろうな。2015/05/12

6
彼の文章を読んでいると、ほんの刹那、ほんの刹那ではあるけれど世界が苛烈に煌めく瞬間がある。まるで命を終える前の星みたいに。2009/06/20

巣々木

4
当然、缶ビールをグビグビ空けながら読んでいると、自分が凄くタフで、才能のある作家のような気分になってしまう所が良くも悪くもあり、彼こそ最高のロマンチストだぜと、酔っぱらった頭で思うのでした。2016/07/04

ころっぷ

4
井戸の底の様な底辺から、何とも無気力で下品な生活の体臭が、纏わりつくようにページの隅々から匂い立ってきて、不快とも取れる灰汁の強さに、目が回りそうな読後感と、何故か懐かしい様な、もしかして楽しいような、何とも不思議な読書体験。飾らない、嘘のないかの様な語り口が、忘れられない。2012/12/18

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