路上の弁護士

路上の弁護士

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  • サイズ B6判/ページ数 349p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784105250089
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

「ミスター」と名乗る男。名無しでホームレス。ぼくの頭に銃を突きつけていた―800人の弁護士を擁する超巨大法律事務所“ドレイク&スウィーニー”。そこで100万ドルの年収を夢見る「ぼく」、若き弁護士マイクル・ブロックが巻き込まれたホームレスの籠城事件。男はなにものか?なにが目的だったのか?声なき者たちの声を追い、巨大事務所を飛び出した「路上の弁護士」が聞く破滅へのカウントダウン。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひらちゃん

62
若き将来有望な弁護士マイクルが巻き込まれた事件。ホームレスが弁護事務所で人質をとって立てこもった末の結末。マイクルは疑問を抱き踏み込んだ世界に戸惑いつつも徐々にホームレスの為の弁護士へ。一ヶ月の間に人生を全く違った方向へ踏み出す事への不安、諦めない気持ち。ひしひしと伝わってきます。安心して最後まで読めます。良作でした。2018/01/21

kochi

15
名門エール大学を卒業しワシントンDCの大手弁護士事務所に勤める若手弁護士のマイケル。時給300ドル以上、年収は十万ドル超で、事務所のパートナーになれば、年収1億円も夢では無い。しかし、事務所を占拠しマイケル達を人質にしたホームレスが目の前で射殺された事件を機に、彼の人生が大きく変わり始める。若干都合のよすぎるように思えるストーリー展開より、ホームレスの生活の描写や、ホームレスを支援する活動家達の描写が興味深く、ファンドレイジングとかプロボノと言った言葉が気になるのは、まあ仕方が無いか。2015/01/04

事務所ひとり

5
結構な長編でした。最初は、エリート弁護士が弱者を助けるストリートロイヤーに目覚めるだけのお話かと思いきや、ちゃんと私の好きな弁護士のやり取り場面が出てきて面白かったと思います。でも、大きな相手をひっくり返すにはちょっと弱いネタだった気もするし、大きな相手も良い人になっちゃったりして、悪人は最後まで悪人でいた方が物語として面白いような気もします。それにしてもアメリカの訴訟社会の金額の大きさにはいつも驚きますが、ドルでなく円で書いてあったら驚きがもっと大きいかも。2010/08/27

Charlie

1
再読。次の食事や乾いたベッド、まっとうな賃金、適切な家賃の小さなアパートメント。2015/01/17

朱音

1
家庭も顧みず、ばりばり働いていた若き弁護士が、ある日突然…という導入部。ホームレスの男に銃で脅される、という体験をした彼は、今までのお金目当ての働きづめの生活から、ホームレスたちのために働く、半ばボランティアめいた仕事につく。なかなかどきどきするし、読ませる話なんだけど、ちょっとご都合主義的なハッピーエンドが気になるかな。そんなの、現実にあるんかいな、っていうか。楽しく読めましたが。2003/04/09

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