内容説明
なぜIBMが世界最大の企業にのし上がったのか?スキャンダルでもなく、ゴシップでもなく、これは紛れもない、IBMの真実である。
目次
第1部 IBM誕生(ワトソン家の長男に生まれて;父はミシンの行商人からIBMを創った;母の教育;IBMを継ぐのは嫌だ)
第2部 超えられぬ父の壁(落ちこぼれジュニア;ルーズヴェルトと父;「一日千ドルの男」;ヒトラーに返した勲章;セールス・スクール入学;“IBMデイ”)
第3部 後継者の椅子(陸軍航空隊入隊;ブラドレー将軍との出会い;IBMを継ぐ決心をさせた一言;トップを目指せ;父との反目;ミスターIBMのワンマン経営;ワールド・トレードは弟の手に;SSECとエニアック;二代目社長就任)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
飯田健雄
24
20年ほど前に読んだ本(上下本)。今朝、起きたらIBM創業者とその息子の相克がなんとなく心の隅で思い出された。不肖の息子を持った父親であれば、かなり心に染み入る本である。私は、昔、ある経営ジャーナル紙に「英語で読み解く経営の名著」という連載を書いたが、この『IBMの息子』にも言及した。筆者はCEOとして全盛期に心筋梗塞で倒れ、無念の思いで会社を去った。後年、ヨットで南極航海にむかった船内では、遠い過去の思い出に対峙しながらも、父との心の葛藤を万感の思いで綴ろうとしていたに違いない。それがこの本となった。2023/05/27
さわでぃ
1
企業経営というより、父と息子の衝突の物語といったほうがしっくりくる。とても人間くさい内容であり、ここまで濃密な父子関係もそうそうないのではなかろうか。自分が父親の年齢になってから読むと、なんとも言えない感慨がある。2015/08/14
c3po2006
0
★★★★2015/12/03
h t
0
持つべきものは金と権力のある親。 こいつ、ことあるごとに父親頼って窮地を脱してる。超ゆとり。2013/04/11