神秘大通り〈下〉

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神秘大通り〈下〉

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  • サイズ B6判/ページ数 400p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784105191184
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

人生は衝突コース――道連れは、怪しく美しい美人母娘。メキシコのゴミ捨て場育ちの作家の過去への旅。巨匠アーヴィング、最新長篇!

内容説明

フワン・ディエゴとルペの兄妹が肌身離さず抱えているコーヒー缶には―教会で突然こと切れた母と、ルペの初恋のアメリカ人兵役拒否者、死んだ子犬、教会の聖母像のもげた鼻、それらぜんぶの―遺灰が入っていた。“驚異のサーカス”にライオンの読心術師として迎えられたルペは、自分と兄の未来を予見して、ひそかにある行動を決意する。ルペの死後、思いがけないカップルの養子となったフワン・ディエゴは、アメリカで新たな人生を歩みはじめる。40年後、54歳のフワン・ディエゴは、雪のニューヨークから香港を経てようやくフィリピンに到着。創作科の元教え子で現地の人気作家となったクラークに鬱陶しいほど歓待される。リゾートに滞在するフワン・ディエゴの前に、謎のセクシー母娘がまたもや出没。現在と過去を行きつもどりつする作家の旅は、いったいどこへ―?デビューから半世紀、ひとの一生をまるごと描き、現代文学を切り拓いてきたアーヴィングの、14作目の最新長篇!

著者等紹介

アーヴィング,ジョン[アーヴィング,ジョン] [Irving,John]
1942年、アメリカ、ニューハンプシャー州生まれ。プレップ・スクール時代からレスリングに熱中。ニューハンプシャー大学、ウィーン大学等に学ぶ。65年よりアイオワ大学創作科でカート・ヴォネガットに師事。68年『熊を放つ』でデビュー。映画化された『サイダーハウス・ルール』では自ら脚本を手がけ、アカデミー賞最優秀脚色賞を受賞。デビュー以来半世紀、19世紀小説に範を取った最大な小説をつぎつぎと発表。現代アメリカ文学を代表する作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

155
上下巻800P超、神秘大通りを一挙に駆抜けました。巡礼の旅の物語、やはり本作品は、ジョン・アーヴィング版聖(性)書でした。マリア性病説があったり、『ペ●ス口臭女』まで登場するとは(笑)本書でもメキシコ系アメリカ人が差別されていますが、人種の坩堝のアメリカは差別大国なんでしょうね。2017/09/13

NAO

81
アーヴィングは虐げられた者たち、社会からはみ出した者たちを主人公にした作品を多く描いてきた。中絶したいのに中絶できない女性たち、障害者、同性愛者、卑賎な職業の人々(サーカスの団員のような・・・)・・・。この作品にもそういった人々が数多く登場する。そして、主人公はゴミ溜め育ちであり、母親は娼婦であり掃除婦である。平和的戦争忌避者も、アメリカには住めずメキシコに逃げてきたという点で、社会のはみ出し者という同じくくりになる。アーヴィングのこういったぶれない視点は、本当にすごいと思う。2019/06/29

りつこ

64
アーヴィングの小説はいつも、大切な誰かを失うことは生きているなかで一番辛いことだけど人間はそのことをも乗り越えていける、そしていつか自分もそうやって死んでいくということを教えてくれる。宗教をテーマにしているので前半は読みにくく、私にちゃんと理解できるだろうかという不安もあったが、読み進めるうちにそんなことは問題ではないと気付く。ここに描かれるのは私と同じ欠損だらけの人間だから。登場人物の誰にも共感できないのに彼らのことが大好きになる。離れがたくなる。アーヴィングはやっぱりすごい。満足。 2017/09/09

キムチ27

49
標題の不可思議は巻末の解説で納得。スペインに実在するものらしい。ファンディエゴは常に「過去に捉まった」旅人。周辺に居た人は殆どが旅立っている。オワカハとアイオワの2つの時間の交差は下巻に入ると更にこ難しく哀しみへのベクトルが強まる。しかし…装丁の「スペインの碧空」のような色彩と金色ラインで縁どられた動物に感じる何かしら明るさがある。とはいえ、集中を欠くと一瞬何を読んでいるのか解らなくなるような、私には苦手の類の本だった。2017/10/16

キクチカ いいわけなんぞ、ござんせん

46
なみだなみだで、泣けて泣けての作品だった。ゴミの山育ちのメキシコ移民のアメリカ人フワン・ディエゴ。あまりラッキーとは言えない生まれと生活で、人の心を読める頭の鋭い妹と人生を生きる。彼を慈しむ人達との別れで、その人達の涙を年老いてから思い出すディエゴ。その時にディエゴはその人たちの愛の深さに胸が張り裂けそうになって泣くのだ。手がかかるようでいて、実はディエゴを支え続ける妹や、親代わりのLGBTのカップル、献身的なぺぺ修道士などの奇跡のような関わり。自分の人生も奇跡の集まりかもしれない、と思った。2018/11/03

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