苔のむすまで

個数:

苔のむすまで

  • ウェブストアに4冊在庫がございます。(2024年05月21日 18時19分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 221p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784104781010
  • NDC分類 704
  • Cコード C0070

内容説明

考古学から現代美術まで、世界のアートシーンを沸かせつづける美術作家の時空を超えた初評論集。

目次

人にはどれだけの土地がいるか
愛の起源
地霊の果て
能 時間の様式
護王神社再建
京の今様
塔の昔の話
不埒王の生涯
虚ろな像
骨の薫り
風前の灯
異邦人の眼
大ガラスが与えられたとせよ
末法再来
さらしな日記
苔のむすまで

著者等紹介

杉本博司[スギモトヒロシ]
1948年東京生まれ。立教大学経済学部を卒業後、ロサンジェルスのアートセンター・カレッジ・オブ・デザインで写真を学ぶ。74年よりニューヨーク在住。現代美術作家として活動するかたわら、古美術商を営んでいた時期も。2001年、ハッセルブラッド国際写真賞受賞。建築にも造詣が深く、99~2002年にかけては「ベネッセアートサイト直島」の護王神社再生プロジェクトに携わった
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

61
直島での海景インスタレーション・直島の護国神社など写真家というジャンルに留まらない日本を代表する現代アートの芸術家。「和樂」に連載された小編はどれも読みごたえがあり、骨董屋の経験と長年のNY暮らしで日本を更に知ることとなる。写真・骨董・建築・日本文化・古美術・デュシャン・能などの評論が独自の目線で文章もうまい。作品「Time’s Arrow」に Q:この作品の製作年代はいつですか?A:製作年代は「時間の矢」です。Q:といいますと?A:時間の矢が天地創造から鎌倉時代を通過して、今あなたの眼に届いたのです。2019/07/17

zirou1984

38
表紙の質感も含めてとても美しい書物。写真家であり現代美術家である著者が、50を過ぎて初めて執筆したエッセイ集である本書は、著者がかつて生計の手段でもあった古美術に対する造詣の深さを楽しめながら、時間に対する鋭敏な感性に唸らさせられる。そう、一つの人生と一つの作品に流れる時間の、驚くほどの跳躍。読み進めるほどに、日常からふわりと浮き立つような芸術の持つ可能性に、歴史が持つ芳醇さに驚きと凄みを感じ得ない。人はいずれ死ぬ。だけど、言葉は、作品は残り続ける。当たり前のこの事実に何より驚嘆させられる一冊。2016/10/14

マリカ

21
杉本さんの作品には、ものの発生時点からある時点までの積分の解の美しさを表現しようとしたものが多い。彼は「この世とは、あることからないことへと移り行く間だ。時おりその間で、ものが美しく輝くのだ。」と言う。無論、ここでいう「輝き」も、微分の解ではないのだろう。そして、「誰の中にも一片の永遠性が存在し、それは芸術のうちに見出すべきもの」というマルローの考えに支えられてきたという。杉本さんが作品の中に見出した「永遠性」とは何か。写美の展覧会で見てこようと思う。2016/11/11

マッピー

18
やっぱりダメだ。芸術に対する感度が、壊滅的に低いことを痛感する。なので、とりあえず知識を蓄えようと手を出してみたのだけれど、いやもう全然だめだ。例えば、奈良時代の仏像の写真を見る。素朴で温かみのある表情なのはわかる。けれど、宗教が精神のかなりの部分を支え、時代の社会生活を支えていた時代の人が捉える仏像と、歴史的遺物または芸術品として見る仏像では、同じものを見ても見えているものが違うのではないか。なんてことを考え出すと、もういけない。芸術よりも歴史だったり民俗学だったりの方に思考が行ってしまう。2024/04/06

さっちも

18
著者の「趣味と芸術」という本が好きすぎて期待値が上がりすぎてたために、そこまで面白いと思えなかった。 それなりに楽しめはしたが、論理構成や言葉選びが稚拙な印象を与えた。 物の見方や切り口は好きなのだけれど。2024/03/11

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/490965
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。