ラストワンマイル

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  • サイズ B6判/ページ数 365p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784104753024
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

俺たちの仕事をクリック一つで奪うなんて、絶対に許さない!

暁星運輸営業部の横沢が、ネット市場を席巻するIT企業「蚤の市」から要求されたのは、あり得ない額の値引きだった。取引先を容赦なく切り捨てる一方、TV局買収という果てない拡大路線を突き進む「蚤の市」に、横沢は自らの進退を賭けた「戦争」を仕掛ける。勝つのはどっちだ?! 明日の日本を予見するスリリングな経済小説!

内容説明

俺たちの仕事をクリック一つで奪うなんて、絶対に許さない!民営化された郵政にコンビニでの宅配便扱いを奪われた暁星運輸の営業課長・横沢。新規契約獲得に奔走するさなか、ネット市場を席巻するIT企業「蚤の市」から要求されたのは、あり得ない額の値引きだった。創業時からの取引先を容赦なく切り捨てるは自らの進退を賭けた「戦争」を仕掛ける。勝つのはどっちだ?!明日の日本を予見する経済小説。

著者等紹介

楡周平[ニレシュウヘイ]
昭和32年生まれ。米国系企業に勤務中の平成8年に書いた『Cの福音』(宝島社)が30万部を越えるベストセラーとなり、作家業に専念する。『Cの福音』の主人公である悪のヒーロー・朝倉恭介シリーズは6冊あり、どれもベストセラー入りしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Syo

24
これまたできすぎだけど いいねぇ2022/06/09

Nak34

15
ついこの前の話のような気がするけど、4年前の話かな。実際にあった買収劇を題材に、作者の独特な嗅覚でアレンジ。文章もうまいし、実ビジネスにも通じているため、以外にも、かなり熱くなる。会社とは何か、ビジネスとは何か、改めて考えさせられました。実に、面白かった。2010/12/24

kotte

13
最近、ヤマト運輸が荷受け制限を検討しているとニュースが流れたことで、物流会社を扱った小説を読みたくなり手に取ってみました。物流会社はラストワンマイルを担う重要な会社ですが、働く労働者の皆様はそれに見合った待遇を受けていないようですね。荷主からの値下げ圧力や消費者のサービス志向が物流会社を苦しめているんでしょう。荷主、消費者とも、大事なインフラである物流会社に対してもう少し感謝するべきですね…2017/03/16

Yuka

5
初読みの作家だったが、非常にテンポよく文章に無駄がなく読みやすかった。ネットショップ運営企業によるテレビ局買収劇に運送会社が参入しての三つ巴の攻防。今読んでギリギリ面白いが、「テレビの影響力にネットは敵わない」という程の魅力は最早テレビにはないから。2015/11/27

sawa

5
読むタイミングを間違えた。月末会議に付議する、全然イケテナイ企画書が頭をよぎって集中できなかった。ああ、こんな展開うらやましすぎる。「安定は情熱を殺し、緊張、苦悩こそが情熱を産む」だし、私ももう一捻りがんばらねば。(お腹イタイが。)ともかく商売のカギを握るのがどの部分か(今回でいえば、通販における物流)をしっかり見極めるという教訓を得た。関係ないけど、楽天とかでよく見かける「商品は安いのに送料が異常に高い」お店はなんとかならんものか。「四季倶楽部」が実在するならそっちのほうが断然信頼できそうな気がした。2013/05/18

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