再生巨流

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  • サイズ A5判/ページ数 439p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784104753017
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

このプロジェクト、死んでも成功させてみせる!
「企業人失格」を通達された男たちが仕掛ける壮大な流通革命。巨大運輸企業を舞台に、画期的物流システムの構築に自らの企業人生を賭けた男たちの熱いドラマが弾ける!

内容説明

脳みそに錐を刺して、血が噴き出るまで考えろ!それが俺たちの仕事だ!全てを捨てて打ち込んできた仕事から左遷された男たちは、画期的物流システム構築に自らの企業人生を賭けた!差し迫った巨額の決済、保身に走る上司、君臨するカリスマ社主…。業界一位の巨大運輸企業を舞台に、男たちの熱いドラマが弾ける!実現可能!前代未聞!画期的なビジネスモデルを織り込んだ、話題騒然の経済小説。

著者等紹介

楡周平[ニレシュウヘイ]
1957年生まれ。米国系企業に勤務中の1996年に書いた『Cの福音』(宝島社)が30万部を超えるベストセラーとなり、作家業に専念する。『Cの福音』の主人公である悪のヒーロー・朝倉恭介シリーズは6冊あり、どれもベストセラー入りしている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

AICHAN

23
図書館本。楡さんの軍事もの、政治ものを読んできて、これもその流れだろうと思ったら経済小説だった。仕事はできるが自己実現しか考えず部下を育てない吉野。平社員なら許されるかもしれないが吉野は管理職だった。会社は彼に異動を命じる。吉野はたった2人の部下を叱咤激励し新規事業を起ち上げる。企業組織の政治にはばまれながら奮闘する吉野。閃いたアイデアをもとに情報を収集し綿密な分析を行い業界の枠を超えた企画を打ち出す。「頭に汗をかけ。脳みそに錐を刺して、血が噴き出るまで考えろ」。圧倒された。2016/05/25

Syo

22
できすぎ だけど、好き2022/06/07

そうたそ

17
★★★☆☆ 物流の世界を扱った一作。ネット通販が徐々にその領域を拡大し、物流の世界にも大きな影響を与えようとしていた頃の話。郵政民営化が議論されていたような時期の話なので、その頃と比べると、随分と物流の世界も様変わりしたものだなあ、とつくづく思う次第だが、古臭さなどはもちろんなく、むしろその時代にそんな新しい発想がなされていたとは、と新鮮な気持ちで読めた。非常な実直な経済小説・ビジネス小説であり、エンタメ小説として読めば、やや硬すぎる気がしないでもないが、十分に読ませる力作だった。2020/08/29

じん

13
仕事は出来るが、管理職失格として左遷された部長ができない部下を鍛えながら大きなビジネスに挑む話。※お前に能力以上の仕事をさせるつもりはない。かといって楽をさせるつもりもない。能力の限界、どう逆立ちしても、これ以上のことはできないというところまでやった上での結果を求める」p53※「これだけは言っておく。苦しみの果てに自分が描いた絵が現実のものとなった時に覚える快感、こいつは何物にも代えがたい」p132※一を聞いて百を知る部下を持つほど心強いことはない。ましてやそこに技術力が加われば、尚更のことだ。p241※2019/03/23

aocchi

12
いや~面白かった。楡周平氏の経済小説はデッド・オア・アライブやプラチナタウンシリーズと読んでたが、これも面白かった。佐川かヤマトがモデルか?閑職に追いやられた部長が運送会社からマーケティング物流会社として変貌するためのアイディアを出し、自分で道を切り開き成功させる。ネット通販はAmazonやアスクル等?普段なにげに使っているネット通販だが、背景にある諸事情を理解できた。けどやっぱり便利だし安いから今後もポチると思う。日本経済は今後、どうなるのだろうか?良くなってほしいが・・・(汗)次はラストワンマイル!2018/08/31

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