内容説明
いま日本で一番輝いている銅版画家が波瀾万丈の半生を真摯に綴る決定的自伝。
目次
1 “おこちゃん”のベル・エポック
2 流浪する少女、そしてベルナデッタの青春
3 すべてはアングラ芝居からはじまった
4 銅版画に恋をして、男性にも…
5 わたしたちの失敗
6 都会の片隅で、二人きりで
7 わたしがわたしであるために
8 結婚とは新しい故郷を持つこと
9 アートは謎かけごっこである
10 キイ・ワードはパーフェクト感
長い長いあとがき―あるいはラディカルな生活のスタイル
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン
4
再読。かつての日本はこのような人が棲息できるくらい豊かだったのだ。もはや前世紀の遺物ってカンジですね。2013/08/20
yon
2
繊細で豊かな感受性を持ちながらも、それに勝る気の強さや残酷さを持っている人だと感じた2014/06/07
ヒヨドリスキ
1
容子さん作品は好きでしたが本人の事は初めて知りましたよ。情熱的!真の芸術家ってみんなそうなのかねぇ。2016/07/26
gattochiesasaki
1
この手の女性には興味あると思って安易に読んで残念。もちろんカッコイイ女性ですが、私、男性と添い遂げるとかとことん慕い尽くしつくすとか、一生モノの恋を背負った人とか、そういう女性じゃなないと好きじゃない。2013/04/07
のん
1
テレビで見るイメージでは都会的でスタイリッシュ。その一方でかなり本能的で情熱的に生きている人だということがこの本で分かった。今で言うと肉食女子といったところか。しかし自叙伝というのは人の一生を読まされるのだから体力のいるものだ。