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猛女とよばれた淑女―祖母・齋藤輝子の生き方

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  • サイズ B6判/ページ数 251p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784104678037
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0095

内容説明

齋藤茂吉の妻にして北杜夫の母である輝子。その波瀾の生涯。明治28年生まれの輝子は、大病院のお嬢様として乳母日傘で育ち、9歳で齋藤茂吉と婚約。一流を好みながら贅沢を嫌い、権威をものともせず、明治女の気骨をもって関東大震災、東京大空襲などの困難を毅然と乗り越えた。茂吉を看取ってから海外旅行に目覚め、89歳で亡くなるまでになんと世界108ヶ国を旅した。気高く烈しく送った生涯を人気エッセイストである孫娘が綴る傑作評伝。

目次

プロローグ 茂吉の「をさな妻」
第1章 輝子と父の物語(輝子の好きな人―黒柳徹子さん、兼高かおるさん;アフリカ二ヶ月の旅 ほか)
第2章 世界百八ヶ国豪傑旅行(イルクーツクで腸閉塞;北極圏で氷原を三時間歩く ほか)
第3章 失われた日記(輝子と由香のハワイ旅行;ドキドキの銀座デート ほか)
第4章 追憶の輝子(準備万端のスーツケース;茂吉の故郷を訪ねる ほか)
エピローグ 三十年ぶりに見つけた絵葉書

著者等紹介

斎藤由香[サイトウユカ]
成城大学文芸学部国文科卒。祖父は歌人・齋藤茂吉、父は作家・北杜夫。サントリー株式会社勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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やま

91
猛女とよばれた淑女―祖母・齋藤輝子の生き方 2008.02発行。字の大きさは…小。 齋藤輝子さんの夫で詩人・斎藤茂吉さんの詩集は、20才代の時に何冊か読んでいます。斎藤茂吉、次男・宗吉(北杜夫)の生活があまりにもひどいのにビックリしました。奥様は大変だったようです。輝子さんは破天荒で、好奇心の塊で、凛としたたたずまいを感じる婦人のようです。同じ時代に生きてきたものとして会ってみたかったです。ご冥福を心よりお祈りいたします。斎藤由香さんの本を読むのは初めてです。2019/10/07

土方one太丹

2
斎藤茂吉の妻であり、北杜夫の母であった、作者の祖母・斎藤輝子の思い出を書いた本。 天真爛漫で、気高く晩年も息子家族をつれて海外旅行に出かけていくとても元気な女性。まわりの方々に愛されていたのが伝わってきました。2017/09/27

fukura

2
元気になる本 2012/03/28

ヒヨドリスキ

2
輝子さんの破天荒な生活は凄い。悪妻のイメージとは少し違ってお茶目な人だったのね2010/01/26

桐一葉

1
図書館。とても親しみのある、気持ちが伝わってくる一冊やった。齋藤茂吉さんを知らないので、どんだけ偉大な人なんかも分からへんのやけど、、魅力的なお祖母様のお気に入りやった由香さん。由香さんが書く文章がとっても好きやなと思った。若い時には目もくれなかったお祖母様からの葉書を見つけた時の気持ちを想うと、胸がしめつけられて涙が出てくる。2015/08/16

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