出版社内容情報
守りたいものがある、守ってみせる、人生を賭けて――。わかるんだよ、刑事にはわからなくてもな。
いつか刑事になる日を夢見ながら、二十九年間、留置管理係として過ごした近藤。まもなく定年を迎える彼は、殺人容疑をかけられながら釈放された男を、ひとり執拗に追う。「死体なき殺人事件」の真相を見抜いたのは、<看守の勘>だった。
表題作他、短篇の名手の本領発揮、渾身の小説集!
内容説明
いつか刑事になる日を夢見ながら、留置管理係として過ごした近藤。まもなく定年を迎える彼は、証拠不十分で釈放された容疑者の男を執拗に追う。マスコミを賑わした「死体なき殺人事件」の真相を見抜いたのは、長年培った「看守の勘」だった。(『看守眼』)ほか、短篇の名手の本領発揮、人生の一瞬を切り取る渾身の小説集。
著者等紹介
横山秀夫[ヨコヤマヒデオ]
1957年東京生まれ。国際商科大学卒業。上毛新聞社を経て、フリーライターに。91年『ルパンの消息』が第9回サントリーミステリー大賞佳作となり、98年『陰の季節』で第5回松本清張賞を受賞して作家デビュー
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