内容説明
ノー・モアGMOの声など、一顧だにしない米国企業の戦略。日本のイネまでも標的にした新たな経済戦争。先端技術が生み出す巨万の富。資本は一極集中し、弱き人びとは永遠に収奪される…。ボリヴィアで展開される密やかな開発、農民たちの反乱、暗躍する「組織」。圧倒的なスケールで、「現代のパワーゲーム」を描く国際サスペンス小説。
著者等紹介
服部真澄[ハットリマスミ]
1961年、東京生まれ。早稲田大学教育学部卒業後、編集制作会社勤務、フリー・エディターを経て作家に。95年、デビュー作『龍の契り』が直木賞候補となり、97年、第二作『鷲の驕り』で吉川英治文学新人賞を受賞
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感想・レビュー
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たかひー
2
★★★ 最後の最後で二転三転と楽しめた。遺伝子組み換え技術のこういった使い方もあるのかと、またそれを利用しようとする大国、企業のエゴをあらためて恐ろしく感じた。2014/12/19
tu-ta
2
図書館でリサイクル資料としてもらってきて読了。どんでん返しに次ぐどんでん返し。モンサントもさすがにここまでやるかどうか。しかし、モンサントに関する想像をふくらませていくと、こんな小説も書けるのだろうなと納得。モレノ議員のモデルはエボ・モラレスだろうなというのは出てきた瞬間にわかったけど、エボの内面についても、もっと想像を働かせたら、物語はさらにふくらんだんじゃないかなぁと思う。2013/12/08
biblioteca@灯れ松明の火
1
わかりやすく大米帝国のお国のための陰謀が明かされて云々、というX-ファイルかと思いきや最後で3度ばかりどんでんを返された。へたれな蓮生氏はやっちゃったんですかね、ホントに。2010/02/15
y_septem
0
読了本の記録
takao
0
遺伝子組み換え作物2017/05/31