りんごは赤じゃない―正しいプライドの育て方

りんごは赤じゃない―正しいプライドの育て方

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 204p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784104544011
  • NDC分類 375.72
  • Cコード C0037

内容説明

どんな子でも、やればできる。正しく導きさえすれば―。美術コンクールを総なめにした公立中学のカリスマ教師が明かす、究極の教育法。

目次

自分の責任を自覚させる
効果のあるほめ方をする
見て、感じて、考えさせる
「自由」を与え、力を引き出す
子どもを大切な人間として扱う
失われた十四年間―主婦から教師への転身
「自分だけの考え」を生み出す
認められる喜びを実感させる
他人を学び、自分に活かす
大人の世界に触れさせる
「矛盾」を子どもに説明できるか
カリスマ教師までの道

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

モリー

32
本の中が線だらけになってしまいました。ある公立中学校の美術教師の授業のルポルタージュ。先生は美術という教科を通して、生徒達が正しいプライドを身につけるように導きます。こんな先生に巡り会えた生徒達は幸せだと思いました。今年一番感動した本。2018/11/21

べるめーる

8
再読。公立中学のカリスマ美術教師のドキュメンタリー本。本棚整理中、懐かしくなり手に取った。 観察→実践→理論で小さな工夫を積み重ねる太田先生。信念を持って常に努力を怠らず、本気で生徒のことを考える先生だから生徒は信頼し心を開くのだろう。初めて読んだ時は太田先生に憧れ、感服し、現場に憤った。初読から十数年経つが、見事な手腕や決然としたプロ意識には変わらず感動しつつも、今は現場の反応はさもありなんと感じる。一つのチームとして上手く調和するのは高すぎる理想か。まっさらだった頃に出会えてよかった本。2013/05/13

梅こぶ茶

3
りんごは赤じゃない、読んでタイトルに、ものすごく納得。その方だから出来たこともあると思うし、小手先だけ真似ても駄目だとは思うけど、さておき私もこんな授業を受けてみたかった!固定概念に縛られない物の見方、子供に伝えたいな〜。個人的には、過程を楽しめる人が成功する、というような部分にハッとさせられました。2011/02/10

しょ

2
p78「しかし太田も、教師になったばかりの頃から生徒に向かった丁寧語を使う必要に迫られていたわけではない」中学に赴任し、生徒の心が荒れている現場へ。「あるとき「みなさん!」と呼びかけてみた。すると魔法のように全員がふっとこちらを向いて、教室がシーンとなった。」//P123小学校から中学校に異動したときの違和感「小学校では六年生って言ったら最高学年で、全校をリードして、お兄さんお姉さん扱いされてるのよ。それが中学に来たらいきなり子ども扱い。中学一年生はもう大人としてふるまいたい年齢なのよ。」2014/04/22

みみみ

2
「自分は何を考えてどうなりたいのか」将来、【社会人になるためのプロ意識=正しいプライド】を中学生の美術授業内で学んでもらいたいという信念と工夫と組織内での葛藤。主人公の太田先生の36歳で主婦から教員への転身という過程にも強い意志が。このエピソードにもとても勇気づけられた。2011/06/12

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/581465
  • ご注意事項