すべては今日から

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  • サイズ B6判/ページ数 255p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784104495023
  • NDC分類 019.04
  • Cコード C0095

出版社内容情報

もっと小説を読んで下さい。未来のために――本を愛し、爽快に生きた稀代の紳士が遺した渾身のメッセージ。一周忌に贈る熱き遺稿集!

この名調子が、もう読めないなんて――。一周忌に贈る熱き遺稿集! もっと小説を読んでください。この国の未来を築くために――面白い本を溺愛し、何事も「今日から」と前向きに生きた稀代の“情熱紳士”が、流麗にして熱烈な語り口で書き遺したエッセイと書評を一挙収録。少年の頃からの読書人生、本と付き合う作法、絶対のお薦め本、交友、人生観、日本への思いまでを語る最後のメッセージ!

内容説明

面白本を溺愛し、爽快に生きた“情熱紳士”が精魂込めて書き続けた日本人へのメッセージ。何事も「今日から」と前向きに生き続けた稀代の愛書家俳優が、流麗にして熱烈な語り口で書き遺したエッセイと書評を一挙収録。少年の頃からの読書人生、本と付き合う作法、絶対のお薦め本、家族、交友そして日本への思いまでを語った心を鼓舞する「遺言」。

目次

1 本があるから生きてきた(ぼくが洋書に耽るわけ;まどろみ読書の極楽 ほか)
2 面白本、丸かじり(あの日に残してきた恋の記憶;事件に挑む男たち ほか)
3 忘れえぬ時、忘れえぬ人(人生のターニングポイント;夢の導き ほか)
4 日本、そして日本人へ(智恵さえあれば…;認めてしまっていいのか ほか)

著者等紹介

児玉清[コダマキヨシ]
1934年、東京生まれ。学習院大学独文科卒。東宝映画を経て、1967年フリーに。NHK大河ドラマ「龍馬伝」、日本テレビ「花は花よめ」、TBS「ありがとう」、フジテレビ「HERO」など、数多くのドラマに出演。朝日放送「パネルクイズアタック25」、NHK・BS2「週刊ブックレビュー」の司会も務める。2011年5月16日逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

bunmei

102
「アタック・チャンス!」でお馴染みの児玉氏は、無類の読書家で、学習院独語文学科時代から、外国小説を特に愛し、外国語で書かれた原書を多く読まれたそうです。時代ものから冒険、サスペンス、恋愛、リーガルものと幅広く読破し、新刊が出ると翻訳されるまで待てずに、辞書を引きながら読み進めたほど…。本書には、彼が愛した本がたくさん紹介されていますが、私の知っていた本は数冊で、自分の読書量の甘さを痛感させられましたが、時折、私も手にしたことのある本が紹介されると、児玉氏と本の楽しさを共有できたことに嬉しくなりました。 2018/10/10

らったった

97
本が好き。という痛快な気持ちがこちらに届きました。ここまで本を好きになれたら、と自分に置き換えて考えてみて、今の自分とどう違っただろう。やっぱり分かりません(~_~)最後のあとがき。息子さんが紹介してくれています(*^^*)2014/10/13

chimako

83
表紙の児玉清さんは上品で穏やかな微笑み。北川大祐氏(息子さん)のあとがきには少しだけプライベートが透けて見える。語学が堪能で英語のハードカバーにワクワクする若々しさ、日本の時代小説も愛し、名作にも精通した児玉さんの「週刊ブックレビュー」がとても好きだった。本を読まなくなった世の中を憂い、子どもの国と化した日本を心配し、「紳士たれ!淑女たれ!」と静かに檄をとばす。ジャガイモ好きの児玉さんが『火星の人』にどんな感想持たれたのだろうと残念でならない。夏の映画「HERO」に児玉さんの姿が無いのはいかにも寂しい。2015/05/19

ふじさん

80
児玉清と言えば、俳優よりは、愛書家、NHKの週刊ブックレビュー司会者、書評家の印象が強い。彼の書いた文庫本の解説(書評)はいつも作品を確かな目で捉え適切な言葉で書かれており感心した。特に、百田尚樹の「永遠のゼロ」の解説は素晴らしいし、藤沢周平や宇江佐真理等の解説も読み応えあり。この本も、彼の本に懸ける強い思いが書かれており久しぶりにわくわくしながら最後まで読み切った。ただ残念なのは、私が海外のミステリーやエンターテインメントをほとんど読んでいなことだ。Ⅳ「日本、日本人へ」は、今まさに耳を傾けるべき内容。 2021/01/27

kazu@十五夜読書会

70
児玉清さんの一周忌遺稿集。面白本を溺愛し、爽快に生きた“情熱紳士”が精魂込めて書き続けた日本人へのメッセージ。何事も「今日から」と前向きに生き続けた稀代の愛書家俳優が、流麗にして熱烈な語り口で書き遺したエッセイと書評を一挙収録。少年の頃からの読書人生、本と付き合う作法、お薦め本、家族、交友そして日本への思いまでを語った。佐伯泰英さんの本を読むきっかけになったのも、児玉清さんの後押しだったなぁ。居眠り磐音本の水先案内人、佐伯さんの新シリーズ対談直後に亡くなられました。あらためて黙祷を捧げたい。2013/04/11

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