内容説明
恋を読む。恋に酔う。甘くせつない痛みが胸に広がるひそやかな時間―。5人の名手による、心うるおう極上の物語。
著者等紹介
川上弘美[カワカミヒロミ]
1958年、東京生まれ。’94年「神様」でパスカル短篇文学新人賞を受賞。’96年「蛇を踏む」で芥川賞、’99年『神様』でBunkamuraドゥマゴ文学賞、紫式部文学賞、2000年『溺レる』で伊藤整文学賞、女流文学賞、’01年『センセイの鞄』で谷崎潤一郎賞を受賞
小池真理子[コイケマリコ]
1952年、東京生まれ。’89年に「妻の女友達」で日本推理作家協会賞の短編部門を受賞。’96年に『恋』で直木賞を、’98年には『欲望』で島清恋愛文学賞を受賞した
篠田節子[シノダセツコ]
東京・八王子市生まれ。1990年『絹の変容』で小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。’97年『ゴサインタン』で山本周五郎賞を受賞。同年続けて、『女たちのジハード』で直木賞を受賞する。ジャンルや枠を越え、次々と意欲的な作品を発表している
乃南アサ[ノナミアサ]
1960年、東京生まれ。’88年『幸福な朝食』が日本推理サスペンス大賞優秀作になる。’96年『凍える牙』で直木賞受賞。巧みな心理描写が高く評価されている
よしもとばなな[ヨシモトバナナ]
1964年、東京生まれ。’87年「キッチン」で「海燕」新人文学賞、’88年単行本『キッチン』で泉鏡花文学賞、’89年『TUGUMI』で山本周五郎賞をそれぞれ受賞。『アムリタ』(紫式部文学賞)『不倫と南米』(Bunkamuraドゥマゴ文学賞)などの著作がある
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