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おやすみ、こわい夢を見ないように

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  • サイズ B6判/ページ数 253p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784104346028
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

憎悪は愛の裏返しってこと?それとも気まぐれなもの?新婚夫婦、高校生カップル、同棲中の恋人たち――誰にでも起こる衝動的な7つのドラマ。

内容説明

新婚夫婦、高校生カップル、同棲中の恋人たち―あなたの気持ちをざわざわとさせる衝撃的な7つのドラマ。

著者等紹介

角田光代[カクタミツヨ]
1967年神奈川県生れ。早稲田大学第一文学部卒。90年「幸福な遊戯」で「海燕」新人文学賞、96年『まどろむ夜のUFO』で野間文芸新人賞、98年『ぼくはきみのおにいさん』で坪田譲治文学賞、99年『キッドナップ・ツアー』で産経児童出版文化賞フジテレビ賞、2000年同作で路傍の石文学賞、03年『空中庭園』で婦人公論文芸賞、05年『対岸の彼女』で直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けぴ

53
悪意。理不尽な悪意に満ちた七編。理由なく嫌われていた担任教師に会いに行くくり子。些細なことで言い争いになる夫に手を焼く翠。振った恋人からしつこい嫌がらせを受ける沙織。引きこもりの娘を殺したいと思う加代子。浮気をきっかけに妻から奴隷のような扱いを受ける重春。デキ婚直前に一方的に振られた典行。美しいバレリーナであったが毒を吐き続けぶくぶく太って引きこもりになる理沙に巻き込まれる私。自分には関係ないと思われがちな様々な悪意を炙り出す手腕は流石、角田光代さんでした。2023/06/21

ぶんこ

41
また相性の悪い本でした。 人の悪意、負の感情、憎しみからは何も生まれない。 憎み続ける事の無常感をヒシヒシと感じました。 読後感わるし。2015/01/10

アコ

37
昨年のどこかで途中断念した角田さんの短篇集をがんばって読みきった。あえてがんばってと書くくらい鬱屈とした心情が篇をこえても次々と漂って……というキツさが。でもあるよね、こうした他人様に言えず自分のなかに潜められている日々の憎しみって。その対象が近しいひとだからこそしんどいし。「100人がおまえのことを好きだとしたら、嫌いな奴も100人いると思え」という言葉を思い出した。(最近痛感している。ああもうやさしくされたい。)“さっぱりした気持ちのいいおばさん”という表現がツボ。うん、時としてすっごく苦手!2014/04/07

カピバラ

36
いい話なのか…と思わせといて、ぞっとさせるというか、しんみりなるというか…なんだか不思議な短編集だった。なにはともあれ、表紙の絵が怖いぞ。2015/03/04

風眠

32
誰の心にもある「悪意」をテーマにした短篇集。どの物語も思い当たるフシがあるような、悪意や憎しみといった暗い感情描写がリアルだった。そういうもやもやした感情を抱えながら吐き出せずにいたら、もののはずみみたいに人を殺しちゃった・・・みたいなこともあったりするんだろうな。怖いことだけれど、自分の中にも、こういうもやもやした悪意はあるんだと自覚しておかないといけないな、って。普段は忘れているけど、実はありふれた感情であることを突きつけられた。2012/09/19

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