遊女(ゆめ)のあと

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 413p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784104235100
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

夫を捨てた女は博多から、妻に逃げられた男は江戸から。女は家を飛び出した。男は女敵討ちの旅に出た。質素倹約を強いる将軍吉宗に対抗し、遊興が奨励され、空前の繁栄を謳歌する尾張名古屋へ。男も女も、夢に酔い痴れる。罠が待っているとも知らずに。歴史小説でしか味わえない、壮大な女と男の人間ドラマ。ロマンあふれる時代小説。

著者等紹介

諸田玲子[モロタレイコ]
1954年、静岡県生まれ。向田邦子ドラマのノベライゼーションなどを手がけた後、1996年『眩惑』で小説家デビュー。2003年『其の一日』で吉川英治文学新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さなごん

24
人間関係が途中こんがらがったけど、最後が明るくてよかった。陰鬱な話で終わらなくてよかった。自分の人生を切り開いていくのは素敵だ2016/08/04

かずよ

20
久しぶりに先が気になってしかたない本でした。江戸時代の身分ってやっぱり越えがたいものがあるのでしょう。以外な最後でした。面白かったです。2012/03/06

青豆

9
物語の舞台は八代将軍・吉宗の質素倹約の命令に反し、繁栄を極める宗春治世の尾張名古屋。そこで偶然出逢った夫から逃れてきた女と、妻を討つために旅に出た男。秘密を胸に抱えながらも、お互い惹かれ合う二人が自分達の意思とは関係無く尾張に渦巻く陰謀に巻き込まれていく展開は読み応えがあった。余談だがNHKの大河ドラマ「吉宗」では、尾張・宗春公は中井貴一が演じており、その中井貴一演じる宗春公と本作の宗春がぶれていなかったのが嬉しかった。2014/09/29

あかんべ

7
なぜ遊女という字を当てたのだろう?てっきり遊女の話かとおもったが、全くちがう。亭主から逃げ出した女と、妻に逃げられ女仇討ちをしなければならなくなった男が、名古屋で出会う。御三家尾張の殿様宗春が絡み、最後まで決着が予想できず、楽しめた。最後の幕引きも予想外。2012/02/06

あすか

6
運命に翻弄される人々に胸が苦しくなった。 信じられないくらいに人は愛し合えるものだし、それによって人生も変わる。 最後の最後まで予想できないことばかりだった。2020/03/17

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/551795
  • ご注意事項