リセット

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  • サイズ B6判/ページ数 362p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784104066049
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

想いは、時を超える―希いはきっと、かなえられる…。求め合いめぐりあう二人そして月日は流れ、星はまた空に降る。『スキップ』『ターン』に続く、待望の書下ろし長編小説。

著者等紹介

北村薫[キタムラカオル]
1949年12月、埼玉県生れ。72年、早稲田大学第一文学部を卒業。89年、『空飛ぶ馬』でデビュー。91年、『夜の蝉』で第44回日本推理作家協会賞を受賞。95年、《時と人》の三部作の第一作『スキップ』、97年、第二作『ターン』を刊行。主な作品に、『秋の花』『六の宮の姫君』『冬のオペラ』『水に眠る』『覆面作家の夢の家』など、アンソロジーに『謎のギャラリー』がある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

chichichi

74
〈時と人〉三部作。第三作目。前二作と比べてちょっと趣向の違った作風と時代設定にのめり込めませんでした。が、読了後には爽やかな気持ちに。これはラブストーリーですね。こんな風になったらいいのにねー!と甘いことを言い合ってた昔を思い出して懐かしい気持ちにも、なったりならなかったり。ふふふ〜。三部作読み終わって、私は「ターン」が1番好きでした。2015/09/06

拓郎

51
なんだかんだで読むのに三週間くらいかかってしまったので面白かったかどうかわからないです。でも最後はなんかいい感じで終わったのはすごく良かったです。2015/08/29

ミーコ

25
三部作とは知らずに手に取りました。偶然にも戦時前後のお話を2冊続けて読みました。読み出してから中々物語に入れず、挫折するかも?と思いましたが 段々引き込まれました。輪廻転生のお話だったんですね。せっかく巡り会えたのに再度別離が。。 ハッピーエンドになって良かったです2024/04/09

藤枝梅安

23
亡くなった人の魂が、別の人の体に宿り、別の人格として生きている間に、宿っている人の魂が表層に現れてくる、というオカルトめいた設定だが、「今」を真剣に生きようとする姿に共感を覚える。「リセット」というと現代の我々は「白紙に戻す」というような意味でとらえている。しかし英語の「reset」には「(折れた骨を)継ぎ直す」という意味があり、この本のタイトルは「途中で折れてしまった運命が継ぎ直される、」という意味だと私には思える。2010/02/08

sai

21
友人からのお薦めをやっと読むことができました。文章の美しさ、凛とした女性の描き方が印象的な三部作でした。第一部では戦時ということで悲しい結末が予想でき、第二部では時が進み再び二人の出逢いと別離が。第三部では戦前から始まった二人の物語が実を結びなんとも言えない幸福感がありました。二人が一緒に獅子座流星群を見ることができて良かった。時が流れても二人の想いは続いていくのでしょう。石川啄木をもう一度読んでみようと思いました。2016/09/08

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