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撃てない警官

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  • サイズ B6判/ページ数 247p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784104027040
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

模範的な警官になろうと、誰よりも強く思ってきた。ノンキャリアながら管理部門で抜擢され、エリート部署へ配属された。だが、待っていたのは不祥事の責任を被る屈辱の左遷…。若き警部・柴崎令司が、飛ばされた所轄署で体験する人生初の悪戦苦闘。他人には言えない屈託を抱えた男が、組織と世間の泥にまみれて立ち上がる人気シリーズ全七編。第63回日本推理作家協会賞短編部門受賞作「随監」収録。

著者等紹介

安東能明[アンドウヨシアキ]
1956(昭和31)年静岡県生れ。明治大学政経学部卒。浜松市役所勤務の傍ら、1994(平成6)年『死が舞い降りた』で日本推理サスペンス大賞優秀作を受賞し、創作活動に入る。2000年『鬼子母神』でホラーサスペンス大賞特別賞を、2010年「随監」で日本推理作家協会賞・短編部門を受賞。緻密な取材に基づくサスペンスで注目を浴びている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆみねこ

79
シリーズ3作目を読んでからこちらへ。不祥事の責任を取らされ本庁から所轄署に左遷された柴崎令司。面白かったのですが、柴崎の心の声が今一つ好きになれず。出世が第一のようだから。2019/10/09

よんよん

65
刑事畑ではない警視総監直属の管理部門で出世していた柴崎が部下の自殺の責任を取らされた形で更迭された。所轄の警務課で事件に接し、解決していく連作短編集で、スピード感やずば抜けた切れ味はないが、それぞれの話が面白く読めた。初読み作家さん。2015/04/14

さっこ

50
警察の管理部門にいた主人公が、一人だけ不祥事の責任を取らされ綾瀬署へ左遷。上昇志向で、正義感とかより上手く立ち回りたいという思考がなかなか人間臭い。連作短編集で、それぞれに登場する警察官も人間臭く葛藤している。大きな事件はないけれど面白かった。2020/02/15

じゅん兄

48
警察を舞台にした小説は多い、中にはダーティーな主人公もいる。でもその多くは私利私欲のためと言うよりは捜査のために悪も利用する刑事たちだ。それに対してこの主人公は自分を左遷に追いやった上司を恨み、その元上司の弱みを握ろうと必死になっている。あまりに俗物的だけどより現実に近い人物像が描かれていて面白かった。2014/09/28

よむよむ

42
警察モノ大好き!でもいつもややこしいのが特有の上下関係。実際もこうなのでしょうか・・・柴崎を応援したいようなしたくないような・・・『随監』の広松さんがいい味出してる。市民としては、こんないわゆる‘おまわりさん’が一番頼れるよね。短編なので、つながっていても読みやすかったです。少し『隠蔽捜査』風かな。2011/03/04

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