ホリー・ガーデン

ホリー・ガーデン

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  • サイズ B6判/ページ数 282p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103808022
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

「きらきらひかる」の著者が描く、優しく切ない友情の物語。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アン

84
過去の恋を引きずる果歩と不倫中の静枝は、小学生からの親友。カフェオレボウル、ジムのプール、タンバリン、ビスケットの空き缶…。矛盾やもどかしさといった繊細な心模様。江國さんが好きだという「余分なもの」。世間から見れば外れたような人物達ですが、人を思いやったり、自分の気持ちを確認したりする部分は共感するところもあり、人と人の距離感が絶妙で、不思議な魅力があります。「余分な時間を共有」している人々のメランコリックな物語であり、ほんのりとした温かさが心に残ります。 2019/07/23

mntmt

30
雰囲気がとても好きな本。一文一文大切にゆっくりと読みました。実は、十年ぶりの再読です。また、十年後に読もうと思います。2017/03/24

ほたて

27
名前とか年齢とか職業とかではなく、習慣とか好みとか主義みたいな無駄なことばかりでできているこの本を、何度も何度も読んだ時期がありました。今読み返すとどこにそんなに惹かれていたのかわからないし、当時もはっきりここが好き、というのはなくて、きっと感覚的に好きだったんだろう。自分で自分が嫌になった時に思い出すのはこの本で、そんな時に必要なのは役にたたない、余分なことなんだろう。「つまづく石でもあれば私はそこでころびたい」つまづく石をさがしたくなったら、また読もう。2013/10/10

ほほほ

16
久しぶりのホリーガーデン。初めて読んだときはまだ中学生だったのに、今じゃ果歩や静枝より歳をとってしまった!20代の女同士の友情やそれぞれの恋愛にもとても共感するけれど、やっぱりこの本はディテールがいい♪果歩の作る料理、日々の生活の細かな描写、巡る季節。読んでいて、終わらないで・・と思ってしまう。そして、読んでる期間には必ず果歩の作る料理と同じものを作ってしまうのです(笑)2018/06/06

佳乃

11
なんだか、久々に面倒な感じのそして、そういう気持ちがわかる恋愛の話と友情の話のように感じたなぁ。わかるだけに苦しい感じと甘くて切ない恋心。はぁ、気持ちが落ちたのは私だけ?2013/09/02

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