二十四時間

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  • サイズ B6判/ページ数 234p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103710059
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

小学生時代、深夜放送にチューニングしたまま微睡んだ耳が異形の者たちの会話を捉えた「午前零時」の恐怖。一人暮らしを始めたアパートの階上で繰り広げられた修羅場に否応なく想像が走る「午前二時」の興奮。二十四の時間帯それぞれに刻まれた痛切な人生のステージ。過ぎ去った記憶が不思議な二十四角形を描く初の連作短編集。

著者等紹介

乃南アサ[ノナミアサ]
1960年、東京生れ。早稲田大学中退後、広告代理店勤務などを経て作家活動に。’88年『幸福な朝食』が日本推理サスペンス大賞優秀作になる。’96年『凍える牙』で直木賞受賞。巧みな心理描写と時代をリードする先見性が高く評価されている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mariya926

45
図書館でみつけて借りてきました~乃南アサさん初!!って思って読み始めたらなんとエッセイでした!!気づけよ自分!!ってツッコミつつ最後まで読んでしまいました。24時間の内のその時間で最も印象に残っていることがつらつらと書かれてあります。一番よかったのは十六時の中国のトルファンですね。それと「ジェットストリーム」は懐かしかったです。折角だから「凍える牙」を読もうかと思ってます。作家さんだからか、小学生の時のこととかよく覚えてると思いました。2016/11/04

そのぼん

16
『時間』がタイトルになった短編集でした。乃南アサの作品は毒気のあるものが多い気がしたのですが、今回は淡々とした雰囲気の作品でした。2012/05/25

さこぽん

14
時間を区切った24の短編集・・・というか、作者のエッセイのような話だ。意外に面白かった。 絶対病院に行かない彼氏やお風呂に入ったことない(?)同僚の話など、ちょっとびっくりおもろい話が印象的。  2016/07/07

ぶんこ

14
短編と思って読んでいたら、エッセイ(短編小説風)でした。 「十三時」の永山則夫の故郷の廃屋となった家の話は、この本の一つ前に読んだ「ピリオド」に出てきた津軽の廃屋の事だったのですね。 しかも津軽の板柳! 越谷オサムさんの「いとみち」の、いとちゃんの自宅の町! 乃南さんが、色んな場所へ旅に出ているのを知って、より興味がわきました。2014/01/27

ぱどり

13
読みともさんの感想を見て、気になって読み。さらりと読めてよかった。私小説。2018/06/11

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