兄小林秀雄

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兄小林秀雄

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  • サイズ B6判/ページ数 263p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103563013
  • NDC分類 910.268

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

武井 康則

11
兄小林秀雄が亡くなり、思い出をまとめたもの。幼少期から長谷川泰子との生活。文筆業者となってというところか。ドストエフスキーのように銃殺、流刑と思想的に大きな影響を受けたであろうような事件もなく、身内の思い出話。常識人、素晴らしい人格者であったようだ。筆者はクリスチャンらしい。小林はそうではないようだが、深く理解しており、特定の宗派に属さない宗教的な人物だったらしいことが後半でほのめかされる。2022/03/04

tunehiro

3
妹からみた愛情に満ちた小林秀雄の随想録。小林自身は己のことをあまり語っていないので、この本は非常に重要な一冊。今は絶版なので、小林秀雄がお好きな方は、古書で見つけれられたらぜひご一読を。2010/06/24

miyagi

1
小林の死後数ヶ月くらいから妹さんが書かれた回想録。 この兄妹仲良しだ…と痛感、定期的におうちに遊びに行って晩酌して、でやっぱり怒られる(名物)。 白鳥を終始尊敬して、志賀さんやキクチに生活や仕事のお世話になり、そして中原は「小林よりも音楽を分かっていた」。のに後になって「モオツアルト」とか書くんですかあんたは…(SUKI) 貧乏時代に、懸賞論文が当たったから妹の結婚祝いっていって香水を買ってきてくれるお兄ちゃんの話がほっこりした。

クリフトン

1
個人的な手紙を読むのは興味深いけれども気が引けることでもある 評伝もそれと同じなのかもしれない 小林秀雄氏の残した文章とは別と思いながら申し訳なく感じつつ読み終えた 「知るということは万人の如く知ること」でも「信ずるのは僕が信ずるのであって諸君が信ずるところとは違うのです」としながら「私以上のものがいつも私をおさえている」とも述べている 少し不思議  またあまり聞かれなくなった「ヒステリー」という言葉を長谷川泰子さんのことを読みながら思った そのことがなくなったのか別の言い方に変わっただけなのだろうか2018/01/11

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