出版社内容情報
大仕事を終えた私に訪れたのは、新しい物語を始める恐怖と、そこからの再生だった――人生の滋味、エッセイの醍醐味を堪能する一冊!
内容説明
執筆16年に亘る大長篇を完成させ、酒場では文字通り煙たがられ、海の基地で真剣を振り回し、メキシコでビールをラッコ飲みして、また新たなる長篇小説に挑む―現代の文豪の日常は、作品以上に豪快で熱い。次々に繰り出される至言の連続に中毒読者続出。人生の滋味、エッセイの醍醐味をあじわい尽くす一冊!
目次
第1部 雪の荒れ地へ(知らない土地に迷いこむまで歩こう;また君との散歩からはじめるか ほか)
第2部 芽吹きの丘が(躰が喜んでいるんだよ;鮫などいらない釣りの日 ほか)
第3部 緑なす原野で(なんでも受け入れようと思った;雲のように生きたいと思った ほか)
第4部 燃える稜線にむかい(空とビールが一緒に飲めるぞ;いつか喚いている自分に気づく ほか)
著者等紹介
北方謙三[キタカタケンゾウ]
1947(昭和22)年、佐賀県生れ。中央大学卒業後、1970年に『明るい街へ』でデビュー。1981年の『弔鐘はるかなり』で脚光を浴び、1983年『眠りなき夜』で日本冒険小説協会大賞、吉川英治文学新人賞受賞。1984年に『檻』で日本冒険小説協会大賞、1985年『渇きの街』で日本推理作家協会賞を受賞。1988年から歴史小説にも挑み、1991(平成3)年『破軍の星』で柴田錬三郎賞受賞。2006年、『水滸伝』全19巻で司馬遼太郎賞を受賞。2007年、『独り群せず』で舟橋聖一文学賞を受賞。2010年、日本ミステリー文学大賞受賞。2011年、『陽令伝』全15巻で毎日出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
あすなろ
akira
浦
りょうけん