出版社内容情報
〈本棚〉は宝物、憧れ、小宇宙、そしてほんとに厄介──。椎名誠・西川美和・池上彰・小野不由美など23人の本棚にまつわるいい話。
本好きにとって、本棚は宝物、憧れ、宇宙。そして、本棚はほんとに厄介――。ずらっと揃った文学全集や、愛おしい本だけを並べた棚など本棚の思い出は人それぞれ。でも一番の悩みは、溢れる本との長年の格闘―― 小野不由美・椎名誠・児玉清・南伸坊・井上ひさし・荒井良二・西川美和・中野翠・内田樹・金子國義・池上彰・鹿島茂・福岡伸一など23人の読書家による、本棚にまつわるちょっといい話。
内容説明
２３人の読書家による、本棚にまつわるちょっといい話。増え続ける蔵本と、本棚に悩むすべての読書家に贈る書。
目次
すべての本を一列に並べよ（小野不由美）
消える本箱（椎名誠）
エバーグリーンの思い出（赤川次郎）
本棚の行政改革は難しい（赤瀬川原平）
Ｔｏ ｂｅ ｏｒ ｎｏｔ ｔｏ ｂｅ（児玉清）
怪しい趣味（南伸坊）
本の力（井上ひさし）
本棚は難しい（荒井良二）
価値のない価値（唐沢俊一）
書棚はひとつだけ（内澤旬子）
蔵書の掟（西川美和）
本棚が、いらなくなる日（都築響一）
昔は祭壇だったのに（中野翠）
目茶くちゃな本棚（小泉武夫）
少年期的読書（内田樹）
“永遠の美しさ”に囲まれて（金子國義）
父の後姿（池上彰）
読書のベースキャンプ（田部井淳子）
ピノッキオの本棚（祖父江慎）
愛人に少し稼いでもらおう（鹿島茂）
和本が落ちてきて（磯田道史）
混ざりあう心地よさ（酒井駒子）
アマチュアの本棚（福岡伸一）
1 ～ 2件／全2件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんこ
56
読書メーターの皆様には石つぶてで糾弾されそうですが、ミニマリストに近いので、蔵書が増えていく状態を想像、いや、読んでいるだけで苦しかったです。若い頃はは本棚に自分の蔵書が埋まっていくのが楽しかったこともあったと思い出しました。今は公立図書館の隣に住むこと。自分は読むことに専念して、プロの方に整理をお願いする！整理に関しては、この読書メーターは読んだ本の整理と、読みたい本を探すには最適で満足しています。この本の中では内澤旬子さんの「書棚はひとつだけ」が良かったです。2021/04/23
山田太郎
56
もう少し写真多ければいいんだけど。しかし、お前は誰なんだ的な人がちらほらで、プロフィールみたいなもんつけてよと思った。私も大きい本棚が欲しい。2013/10/11
Shimaneko
55
やっぱし皆、本の収納には頭を悩ませているんだねぇと親近感が湧きまくるエッセイ集。昔、引っ越しの際に大量のミュージックマガジンを泣く泣く処分したことを、いまだに後悔してる自分としては、手元に残す本と処分する本の選別は常に悩ましく、しかもエンドレスなわけで。図書館もキンドルも利用してるけど、欲しい本って結局買っちゃうんだよなー。2016/03/08
naoっぴ
55
本、本、本にまみれた読書家たちによる本棚エッセイ集。自宅の本棚をちょっぴり覗かせてもらえる何とも魅力的な一冊です。溢れる本のため専用の書庫を設計した小野不由美さんの美しく完璧な本棚、山脈のように本を積み重ねていった結果、とうとう床が抜けて本が階下へ落ちた井上ひさしさん、高額古書の魅力に取りつかれ借金返済の日々を送る鹿島茂さんなど、本棚にまつわる楽しく辛く(？)切ない(!?)エピソードが詰まっています。ところどころ写真もあって、いや～人の本棚を覗くのってほんとに楽しいですね♪2015/06/05
したっぱ店員
46
著名人の本棚、興味深い！中身見ずに借りたら写真が全員あるわけじゃなくてちょっと残念・・。でも本棚のスライド部分が動かなくなってる方がちらほらいらして心強かった（汗）。鹿島さんのお写真が美しすぎ！！素敵！！と思ったら撮影用のスタジオでしたかー。納得。酒井駒子さんの知人の方の「アイフォンにドラえもん」の話は心動かされたな～。ガラケー＆紙媒体派の自分だが、転んでしまいそう。2014/03/26
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