八本目の槍

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  • サイズ 46判/ページ数 394p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103527114
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

秀吉の配下となった八人の若者。武勲を上げた七人は「賎ケ岳の七本槍」とよばれるようになる。「出世」だけを願う者、「愛」だけを欲する者、「裏切り」だけを求められる者―。己の望みに正直な男たちは、迷いながらも、別々の道を進んだ。残りのひとりは、時代に抗い、関ケ原で散る。この小説を読み終えたとき、その男、石田三成のことを、あなたは好きになるだろう。共に生き、戦った「賎ケ岳の七本槍」だけが知る石田三成の本当の姿。そこに「戦国」の答えがある!

著者等紹介

今村翔吾[イマムラショウゴ]
1984年京都府生まれ。2017年『火喰鳥 羽州ぼろ鳶組』でデビュー。同作で第7回歴史時代作家クラブ賞・文庫書き下ろし新人賞を受賞。大ヒットシリーズの「羽州ぼろ鳶組」は、第4回吉川英治文庫賞候補に。2018年「童神」(刊行時『童の神』と改題)で第10回角川春樹小説賞を受賞、同作は、第160回直木三十五賞候補にもなった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鉄之助

498
秀吉の天下取りのエポック「賤ヶ岳の戦い」。この戦で功名を挙げた七人=七本槍は有名だが、八本目は?…石田三成! 小姓組から労苦を共にした七人の視点から見た「新しい」三成像が、浮かび上がった。百年先を見据えた三成の布石は、リアルで面白かった。が、千年後は「民の国」となり、 入札(選挙)で棟梁が決まる、なんてのは”行き過ぎ”感アリアリでがっかり。「七本槍」の、その後は、出世競争で差がついたり、不遇な扱いを受けたり、家康側に寝返ったり…。その差は何か?「常に”学ぶ”ことをやめなかったか、やめてしまったか」だという2022/08/09

海猫

314
「賤ヶ岳の七本槍」の面々を描いた7編からなる連作短編集。七本槍たちの人生にスポットを当てた各編読ませる。それぞれに石田三成こと佐吉が登場。一冊読み切ると切片が組み合わさるように、三成こそが実は八本目の槍だったことが、見えてくる構成で素晴らしい。七本槍らの考え方が戦国人なだけに、三成の人物像や彼が見ていた夢が、現代的で先を見据えていたことが際立つ。今村作品、文庫のシリーズは軽快でスピーディーに読めるが、これは重みある手応えの作品で読むのに時間が掛かった。そのぶん感銘が深く、単行本を読む醍醐味を感じた。2019/08/30

しんごろ

310
袂を分かち疎遠になろうが、たとえ敵になろうが、賤ヶ岳の七本槍と佐吉(石田三成)の小姓時代の絆は深い。歴史物語でもあり友情物語でもあった。時代が違えば、この8人の絆もっと深く、楽しい青春と人生を謳歌できたかもしれないな。佐吉、不器用すぎるよ。もっと器用に立ち回れば、あんたが天下を担ってたよ。そして歴史が変わったかもね。ラストの市松のセリフがかっこいい。全てはこの一言のための伏線だったのかもしれない。何でもいいあえる仲間に自分も出会ってみたいと思わせる面白さだった。2020/03/20

旅するランナー

301
戦国時代ファンによる人気投票では、おそらくワースト3くらいには入ってくる石田三成。まず、そんな三成への見方が180度変わります。これほど深い思考と先の展望と広い視野を持っていたのには驚かされます。次に、賤ヶ岳七本槍の七人のそれぞれ個性的なキャラと三成との関係性の面白さ。そして、時代小説に現代性とミステリーと感動を織り込む、今村翔吾の筆力。この小説の凄い点は、この三つなり。いや~本当に素晴らしい! 今村さん、ヤリますねぇ。2020/10/21

しんたろー

273
700冊目はマイブームの今村さん…本作は史実を基にしたフィクションだが、至る所に「今村節」が効いた熱き男たちのドラマ…石田三成を軸にして「同期の桜」とも言える七人の侍たちの生涯を連作で描き、三成自身をも掘り下げる構成が秀逸。『ぼろ鳶組』のような派手なアクションやサスペンスこそないが、ゆっくりと噛み締めたくなる滋味あふれる心情が見事だし、興味を惹く謎もあるのがニクイ!歴史もの特有の美化はあるが、それが魅力になのだから素直に称賛したい。「人の繋がり」が胸に響く青春群像劇の傑作!こういう作品に賞を獲って欲しい!2019/12/10

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