出版社内容情報
人に期待しない。ウソをついてでも煩わしいことは遠ざける。お金は自分のために使う。92歳現役脚本家による「幸せな老後」の秘訣。お金も時間も自分のために。92歳現役脚本家が語る、幸せに暮らす極意。誰もが望む、「幸福度」の高い老後はどうすれば手に入るのか――。人間関係や物の始末に悩んで、寿命を縮めるのはもったいない! イヤな頼まれごとを断る術。老いを自覚せず、ミエを張り続けることの危険性。人間関係をスッキリさせるお金の使い方とは……。七転び八起きの末にたどりついた「自分を楽にする」生き方!
橋田 壽賀子[ハシダ スガコ]
著・文・その他
内容説明
わずらわしいことを遠ざける術。外で弱々しくふるまう利点。お歳暮とお中元より、喜ばれるものとは。人間関係をスッキリさせるお金の払い方。大切なのは「うれしいお金」を使うこと。「してやった」ではなく、「させていただいた」…妙案満載!お金も時間も自分のために。92歳!「おしん」「春日局」「渡鬼」の現役脚本家が実践する自分を楽にする生き方。
目次
第1章 いくつになっても体が資本
第2章 転機は自分でつくる
第3章 大切なのは、心まで貧しくしないこと
第4章 自分が変われば、それで済む
第5章 「持っていないもの」に縛られない
第6章 早く子離れすることが、一番の愛情
第7章 他人にはガラクタでも、自分には宝物
第8章 かなしい出来事にも、良いことはついてくる
第9章 使わないお金はないのと同じ
第10章 「誰も恨まない老後」のための12箇条
第11章 人生「二流」がちょうどいい
1 ~ 2件/全2件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
182
ご存知『渡鬼』の橋田先生の随筆。92歳現役の言葉は深い。お金も時間も自分の為にの老後かぁ。先生、我々庶民にはお金は大問題なんですよ~!と思いつつ、9章あたりからは何度も肯きながら読んだ。子どもがいないから不幸せではない。とか、死生観。二流がちょうどいいと言い切り、誰も恨まない老後かぁ・・パスポートの更新もされたそうだ。10年後もバリバリお元気なお姿が拝見出来る様な気がする。2018/03/28
ぶんこ
53
98歳の寝たきりの母を持つ身としては92歳の橋田さんは天晴れ。やっぱり字を書き続けるのが認知症予防なのかなと思ったり、船旅を楽しむ夢や希望がある生活をおくられているからなのか。橋田さんの作品を観たことみなく、見た目だけで怖そうと思って敬遠する気持ちがありましたが、意外に可愛らしい謙虚な方でした。歳とともにお中元お歳暮や、煩わしいことからは遠ざかっていたいなど共感多数。私も船旅は好きですが3000万は無理。橋田さんはご自分の力で稼いだお金です。充分楽しんでいただきたいですね。2018/11/19
Kei
52
きっぱりわすっきり!例えば、信頼とは思い込みであり、またその思い込みに応えようとする人間の努力である。自分の気持ちの持ち方で、信頼なんてどうにでもなる。友人関係や仕事付き合いでも。一方的に信頼するのは、一見馬鹿のようだが、その馬鹿さが守っているのは、相手ではなく自分。全編、人生への割り切り方がポジティブ!取り入れて、自分なりに生きるのも、幸せの一つですね。2018/07/15
ゆずぽん
22
92歳、現役脚本家の橋田さんが語る老後のあれこれ。夫・お母さん・お姑さんなどの思い出話をしながら、自分を楽にする生き方を語っています。余裕があるからだよ~とも思いますが、心を楽に生きていく様はうらやましい限りですね。92歳でパスポートを更新なさった、つぎの更新は102歳(笑)さすがにそれは無いとおっしゃっていましたが・・・?2018/03/23
ひろさん
19
橋田先生のエッセイでした。82歳の時パスポートを10年で更新し、92歳までは生きていないだろうと思ったその10年についての話でした。テレビに出てお金持ちで悠々としているように見えて、きちんと老後設計をしていました。未亡人としての人生、30年は伊達ではない。船旅を趣味とし、いつも新しい事にチャレンジしている、私の倍の人生を生きた先生をお手本に、私も残り40年の人生がんばろうと思えました。2018/04/17