内容説明
急逝した息子への光あふれる鎮魂歌。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
むっち
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まさかこんなに人が亡くなっている話だとは思わず。 読み進めたくないのに、止まらなかった。 何が現実なのか、浮遊しているよう。2017/05/06
渡邊利道
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これは傑作。十五歳で死んだ兄、十歳で死んだ息子を重ねあわせ、母、姉、娘、叔母などの女たち、まるで通りすがりの男たちを交錯させ、幻想と夢、記憶、偽記憶、妄想が入り乱れる複雑な構成の連作。結末に至って息子に向かい「あなた」と語りかけるスタイルに変容していく。2016/08/06
