出版社内容情報
なぜ日本人は競争するほど生産性が落ちるのか。経済再生の鍵となる「和力」とは何か。地域再生の現場から生まれた非競争の成長戦略。
「疲弊するだけの競争」から「人間を活かす和力」へ――。なぜ競争しているのに生産性が落ちるのか。なぜ学力を上げてもリーダーが育たないのか。なぜ十分な富があるのに、貧困と格差が広がるのか。どうすれば市場原理と多様性・持続可能性が両立するのか。地域再生の現場で繰り返される対話から、「和力」という鍵概念が浮上する。「脱・競争」のまったく新しい成長戦略。
内容説明
企業統治は、「ガバナンス強化」より「家業化」せよ。農林漁業は、「効率化」より、「需要高度化」を目指せ。地方創生は、「雇用」よりも「営業生活権」の確保で。リーダーは、「進学校」より「崩壊学級」で錬成せよ。老後不安は、「特養増設」より「看取り合い」で解消へ。日本国民は、「参勤交代」で都会と田舎を往還せよ。日本経済を再生せる6か条。
目次
第1章 「林業」に学ぶ超長期思考…速水亨(速水林業代表)
第2章 「漁業」は豊かさを測るモノサシである…濱田武士(漁業経済学者)
第3章 「空き家」活用で日本中が甦る…清水義次(都市・建築再生プロデューサー)
第4章 「崩壊学級」でリーダーが育つ…菊池省三(元小学校教師)
第5章 「超高齢社会」は怖くない…水田惠(株式会社ふるさと代表取締役社長)
第6章 「参勤交代」で身体性を取り戻す…養老孟司(解剖学者)
著者等紹介
藻谷浩介[モタニコウスケ]
1964年、山口県生まれ。株式会社日本総合研究所調査部主席研究員。東京大学法学部卒。日本開発銀行(現・日本政策投資銀行)、米国コロンビア大学ビジネススクール留学等を経て、現職。2000年頃より地域振興について研究・著作・講演を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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