ジミ・ヘンドリクス・エクスペリエンス

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ジミ・ヘンドリクス・エクスペリエンス

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  • サイズ B6判/ページ数 119p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784103353126
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

初めての恋。バイク旅行。そしてジミヘンのギター。やわらかな記憶の連なりは、呼び起こすたびにその色合いを変える。芥川賞候補作。

やわらかな記憶の連なりは、呼び起こすたびにその色合いを変える。東北へのバイク旅行。美術準備室でのできごと。そしてジミヘンのギター。二〇〇一年の秋からいくつかの蛇行を経て二〇一一年の春までをつなぐ、頼りなくもかけがえのない、やわらかな記憶の連なり―― 。人と世界へのあたたかいまなざしと、緻密で大胆な語りが融合した、記憶と時間をめぐる傑作小説。第一五三回芥川賞候補作。

内容説明

初めての恋。東北へのバイク旅行。そしてジミヘンのギター。愛おしい日々の記憶は、呼び起こすたびにその姿を変える。2001年の秋からいくつかの蛇行を経て2011年の春までの時間をつなぐ、頼りなくもかけがえのない、やわらかな記憶。人と世界へのあたたかいまなざしと、緻密で大胆な語りが融合した、記憶と時間をめぐる傑作小説。第153回芥川賞候補作。

著者等紹介

滝口悠生[タキグチユウショウ]
1982年東京都生まれ。2011年、「楽器」で新潮新人賞を受賞してデビュー。初の著書『寝相』(2014)が野間文芸新人賞候補、『愛と人生』(2015)が三島由紀夫賞候補となる。『ジミ・ヘンドリクス・エクスペリエンス』は第一五三回芥川龍之介賞候補となった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Hideto-S@仮想書店 月舟書房

103
霞がかかったような記憶の物語。高校の美術講師の肌の温もり、彼女が好きだと言ったゴーギャン、原付バイクで暴走した東北旅行、感電しそうなジミヘンのギターソロ……時々ノイズが入り、前後の繋がりが怪しくなる。憧れの先輩に思いを伝えたくて、アコースティックギターを燃やしてみせたね。あ、宇多田ヒカルもいたね……。10年間の記憶の断片を白黒のムービーで記録し再編集したような印象。実験小説の一形態と言えるかも知れないが、読み難さはない。2015年芥川賞候補作。『死んでいない者』で芥川賞作家になった滝口悠生氏の静謐な物語。2016/01/29

そうたそ

45
★★★★☆ 実に心地よい読書体験だった。小説にストーリー性を求める人には全くもっておすすめできない作品だが、何か小説の可能性のようなものを感じさせてくれる良作であったと思う。妻子持ちの30代の男性の記憶とそれに伴う時間と風景の連なり。時系列がいったりきたりするが読みにくさはさほど感じない。記憶を回想するというものがそもそもそういうものであるからなのか。そんな記憶の連なりを確かに繋ぎ合わせているジミヘンドリクスという要素。誰しもにこういうばらばらな記憶の数々を繋ぐものってあるような気がする。2015/10/08

かっぱ

44
あの時、異なる選択をして、ああしていたら、いまと違った自分がいるかも知れない、と思うことは誰にでもある。過去のある時点において、この道ではなく、あの道、あの言葉でなく、別の言葉を発していたら、そこにはいまの自分とは異なる過去の記憶を持った自分があって、過去が違えば、現在や未来ももちろん違っているはずと。だからいまの自分の存在も過去の記憶も不確かなものに思える。そんな中で、ジミヘンというギタリストの存在とその記憶だけが、確かなものに思える。ジミヘンがいなければ、世界が崩れ落ちてしまってもおかしくない。2015/09/12

ケンケン

37
(456冊目)第153回芥川賞候補作《又吉&羽田の回》 154回芥川賞受賞を機に、初の滝口作品を読む。 時系列が混在しながら綴られる青春の一瞬一瞬を撮らえた映像のような霞がかかった捉えどころが難しい作品でした。 あの時・あの場所での思いそして行動は、なんてことない事なのかそれとも重要な事だったのか… 曖昧な記憶と空気感を味わったような読後感。2016/01/30

ユーカ

34
芥川賞候補作。2001年、大学1年の秋、バイクでの一人旅の回想。過ぎ去った恋、友だち。きっとこんなふうに思い出せるのは、それがすごく特別だったから。ジミ・ヘンドリクスのプレイの裏で鳴る9.11と3.11の可聴域ギリギリの重低音。思い出と現在はポリリズムを成し、それは歳を重ねるにつれて複雑になっていく。30代後半のポリリズムを上手く表現している作品だと感じた。2016/05/04

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