「最長片道切符の旅」取材ノート

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  • サイズ B6判/ページ数 318p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103335108
  • NDC分類 291.09
  • Cコード C0095

内容説明

甦る伝説の旅の臨場感。発見、取材ノート11冊、著者手描き地図完全収録。

目次

旅の前(本編「切符の話」のためのメモ)
第1日―広尾―帯広―富良野―旭川―遠軽
第2日―遠軽―北見―池田―釧路―厚岸―厚床
第3日―厚床―中標津―標茶―網走―中湧別―紋別
第4日―紋別―名寄―音威子府―浜頓別―南稚内
第5日―南稚内―幌延―留萠―深川―岩見沢―沼ノ端―札幌―小樽
第6日―小樽―倶知安―伊達紋別―函館~~青森―好摩
第7日―好摩―大館―弘前―深浦―東能代―秋田
第8日―秋田―鶴岡―坂町―米沢―横手
第9日―横手―大曲―盛岡―宮古―花巻―一ノ関―気仙沼〔ほか〕

著者等紹介

宮脇俊三[ミヤワキシュンゾウ]
1926(大正15)年、埼玉県に生まれる。東京大学西洋史学科卒業後、中央公論社に入社。「日本の歴史」「世界の歴史」シリーズ、中公新書の創刊等を手掛ける。出版部長、「中央公論」編集長等を経て、’78(昭和53)年退社。同年刊行の国鉄全線完乗記『時刻表2万キロ』で日本ノンフィクション賞を受賞する。文芸の一ジャンルとしての鉄道紀行文学を確立した。『古代史紀行』等の歴史紀行、泉鏡花文学賞を受けた小説集『殺意の風景』がある。’99(平成11)年、菊池寛賞を受賞。2003(平成15)年2月26日、病没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tadashi_N

40
メモをその場で取ることにこだわり過ぎない方が良さそう。旅の達人でも、良く眠れないらしい。2018/08/27

みつ

19
1978年の一筆書き切符の旅を綴った『最長片道切符の旅』の著者自身による取材ノートを2008年に刊行したもの。「まえがき」を記した宮脇灯子氏は、第12日目の房総半島一周に付き合った当時小学2年生の愛娘の姉であることも、ノートでは「リコ」と名前が入っていることで知る。このノートに記したデータと記憶に留めた実感が融合し、あの含蓄に富んだ文が生まれていることがわかる。鉄道に興味を示した人には、あるいはそれ以上に価値があるのは、原武史氏による注釈。これにより「国鉄」から「JR」の30年間の変遷の大きさを知る➡️2022/09/01

koji

16
「最長片道切符の旅」と本書を併せたレビュー。まず目を惹くのが文章の洒脱さ。小学2年の娘を連れた房総2人旅、旅先の人との会話等いい味です。次に、鉄道の旅に向かう姿勢の生真面目さ。片道切符の期限を1日延長する時の駅員との「八代、出水」論争等きちんと鉄道規則に則っていることが証されています。いいですね。更に、所々に現れる鉄道トリビア。辰野(長野)の大八曲り、特急富士の栄枯盛衰、土合駅(群馬)の486階段など良い蘊蓄に溢れています。最後に何と言っても日本各地の風景描写。屋根、柿、大根、松、雪等。繰り返し読みたい本2023/09/18

RYOyan

5
本編では語られることのなかった細かなメモを読んで、あぁ、自分がこの人の書き物に惹かれた理由がよくわかった気がしました。車窓風景と車内人間観察、この二つが乗り鉄の醍醐味であり、旅の思い出を形作っています。あー、また18きっぷでも買って、鈍行にどこまでも乗り続ける旅をしてみたいなぁー。2013/11/17

つれづれ

5
『最長片道切符の旅』を読んだとき、食べたものについての描写が一切出てこないのが気になった。自分がこんな旅をしたなら、駅弁やら、土地のものやら、食べ物を楽しむだろうに、と。この本で明らかにされたメモを読んで嬉しくなった。やはり宮脇氏もそれなりに食を楽しみながら旅をしていたのだ(もちろん食より鉄道が優先なのだけれど)。2008/09/23

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