私たちが好きだったこと

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私たちが好きだったこと

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  • サイズ B6判/ページ数 285p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103325109
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あつひめ

104
人の心の温度がグラフのように見えたらいいのに…と思う瞬間は人を欲している時だと思う。ドラマチックな事とは無縁の私ですらそう思うのだ。もしもこの物語の登場人物たちのように、人に親切にできる、それも我が身を後回しにできる人は、いろんな場面に出くわすだろう。今の時代は、異性とのシェアハウスも普通になりつつあるが、物語の時代1980年代は、まだまだ…。出逢いと別れ、そして心からの信頼感。僅かな時間でもそんな生活を送ることで、自分の小ささにも気付く。大人の青春物語って感じかな。私にはできない暮らしかもなぁ。2013/07/06

美雀(みすず)

30
ルームシェアのドラマと言えば、「ラストフレンズ」だなぁ…。これはその20年前程だろうか?まだそんな言葉もなかった?まず、自分の恋人あるいは友人が精神疾で頭は良いから、医学部に行かせるだろうか?何百万の借金を短い時間で肩代わり出来るであろうか?愛子が好きになれなかった。医者にならずに与志くんと生きる事を選んだら十分幸せになれたはずだけどね。2014/01/10

星落秋風五丈原

26
岸谷五郎主演で映画化。偶然同じマンションに暮らすことになった4組の男女。2組のカップルが生まれるが無償の愛が彼等を思いがけない結果に導いていく。不安神経症の女性のために同居している人達が本気で心配する。工業デザイナーを目ざす私、昆虫に魅入られた写真家のロバ、不安神経症を乗り越え、医者を志す愛子、美容師として活躍する曜子。共に夢を語り、励ましあい、二組の愛が生まれる。しかし、互いの幸せを願う優しい心根が苦しさの種をまき、エゴを捨てて得た究極の愛が貌を変えていく。無償の青春を描く長編小説。 1995/12/08

佐島楓

18
愛子という、人の厚意を結果的に踏みにじった女性がどうにも好きになれなかった。青春とは、そんなものかもしれないが・・・。他人の幸せと自分の幸せについて考えさせられた。2013/03/09

tara

4
読んだかどうか分からず手に取り、やっぱり前に読んだ物だった。 若い男女がルームシェアする2年間の出会いから別れの青春物語。若いといっても30代、ちょっと幼い感じがするが、まだ携帯も普及する前の話のこと、人が今よりも少し純情だったのかも。それにしても与志とロバは人が良すぎ。 「時間も偶然も命も金では買えない。金で買えない物の為に金が必要なんだ。金ってやつは、金で買えない物のために真価を発揮する。」・・・名言(^^;)2014/07/05

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