内容説明
颯爽としていた青江又八郎も、いまでは四十代半ば―。ひとつの密命をおびて江戸へむかった。なつかしい女嗅足の佐知との十六年ぶりの再会も束の間、藩の秘密をめぐる暗闘に巻きこまれる。幕府隠密、藩内の黒幕、江戸の嗅足組の三つ巴の死闘の背後にある、藩存亡にもかかわる秘密とは?待望のシリーズ第4作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さざなみ
1
用心棒シリーズ4部作を最後まで読み終えたが、この「凶刃」は用心棒らしき話は出てこず、趣が変わった展開となり登場人物も煩雑で読みずらいものとなった。 2020/06/29
tai65
1
星4・52016/12/28
笑顔千両
1
用心棒日月抄シリーズだったのですね、前3作は読んでおらず4作目が読み始めでした。又八郎と佐知の関係が二人が若い時からのものだとするとこれまでの作品をぜひ読んでみたくなりました。又八郎は現在藩の重役に出世した様だが、用心棒時代が有ったとは。2014/05/19
Rico_bosin
0
奥付を見ると平成三年となっていた。初版で購入して読んだから,20年以上ぶりの再読。前3作では20代後半だった主人公が40代半ばになっている設定で,初読当時わからなかったことが,自分が50歳を越えてしまった今読むと,一々腑に落ちる。一番腑に落ちるのが,年月が過ぎていくことへの悲哀の情だったりするのがなんとも。2014/03/27
隼人
0
◎