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旅する力―深夜特急ノート

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  • サイズ B6判/ページ数 289p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103275138
  • NDC分類 915.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

誰もが目指し、憧れた〈あの旅〉。第三便から十六年の刻を経て、遂に最終便が走り出す。旅に関する文章の総決算とも言うべき、著者初の長編エッセイ。

内容説明

『深夜特急』では書かれなかったエピソードや、旅に出るまでの経緯、沢木耕太郎ができるまでとも言うべきデビュー直後の秘話など、旅に関する文章の総決算となる初の長編エッセイ。

目次

序章 旅を作る
第1章 旅という病
第2章 旅の始まり
第3章 旅を生きる
第4章 旅の行方
第5章 旅の記憶
終章 旅する力

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おいしゃん

75
だいぶ前に、「深夜特急」を読んで興奮した感覚が蘇った。「深夜特急」を書くまでに至った経緯や、沢木氏の人柄、書くスタンスがよく伝わってくる自伝である。押し付けではない、旅人の善きバイブルとも言えよう。2016/05/21

ミナコ@灯れ松明の火

34
深夜特急以前と、深夜特急以後。年齢に見合った旅があるというのは確かにそうかもと思う。年齢によって無茶ができなくなるということではなく、経験によって見えるものが全然違ってくるような気が。テレビの旅企画についても共感する部分多々。実際に旅立ったかどうかが問題なのではなく、旅をしている時と同じ質量の好奇心を常日頃抱いていたいなあ、と思う。深夜特急がまた読みたくなってきた!2011/08/30

ドナルド@灯れ松明の火

31
深夜特急を書くまでの沢木氏が、いかにして作家となって、どうやって文体やテーマを獲得していったのかが綴られている。そして深夜特急のネーミング理由や、旅を終えて著作に至るまでの熟成期間などが詳細に描かれ深夜特急のみならず作家沢木幸太郎の考え方や価値観までも理解できる秀作だった。深夜特急・沢木ファンには絶対お薦め。2014/05/22

ごへいもち

27
やっぱり面白かった。「深夜特急」は何となく フリーターの若者が食い詰めて旅に出たんだというイメージがあったけど、 とんでもない才人だったのね。 大学中から論文が賞を取ったり注目されていて 就職1日目に辞めたにもかかわらず 大学の指導教授(長洲一二がよかったのかも)が書く仕事を紹介してくれたり 書いたものがまた編集者を惹き付け 雑誌の特集に依頼されて寄稿したものが 並居る論客を尻目に巻頭に配されるなど。 あまりに無名なので署名原稿にはしづらくて匿名にしたとか。(コメントにつづく2012/03/12

いちろ(1969aMAN改め)

21
深夜特急ノート。深夜特急に至った氏の歩み、そして、前後を含めた裏話をまとめたもの。行動の前に、言い訳ばかり考えてしまう自分に叱責したくなる。これだけ本を読んでいると、行きたいところは沢山ある。ローマ@イタリア、ビテュニア@トルコ、サリナス@アメリカ。挙げればきりが無いけれど、いつか行動力が勝った日に訪ねたいものだ。2014/06/13

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